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特定非営利活動法人グッドネーバーズ・ジャパン
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2026.10.16

【ウクライナ危機】「自分たちは忘れられていない」と感じてほしい ― ルーマニアで続くこころの支援

イベント参加者との集合写真、ガラツィ市内のイベント会場にて、2026年8月20日撮影。

グッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)は、在ルーマニア日本国大使館の支援を受け、世界保健機関(WHO)ルーマニア事務所と連携し、ルーマニア国内に避難しているウクライナ難民の方々を対象に心理社会的支援(PSS)事業を実施しています。 

2026年8月20日、ルーマニア東部ガラツィでは、提携団体によるウクライナ独立記念日サマーイベントと、青少年向けPSSセッションが開催されました。

当日は、駐ルーマニア日本国特命全権大使の片江学巳氏と、 WHOルーマニア事務所長イオアナ・ノバック氏も現地を訪問し、子どもたちや若者たちが参加する活動を見学しました。

ガラツィ市内でドローンによる落下被害を受けたアパートを視察する片江大使、2026年8月20日撮影。

ウクライナとルーマニアの子どもたちが交流したサマーイベント 

午前中は、提携団体Inima de Copilの主催で「ウクライナ独立記念サマーパーティー」が開かれました。
ウクライナでは1991年8月24日にソビエト連邦から独立を宣言し、毎年この日が独立記念日となっています。 

ガラツィとその周辺地域に暮らすウクライナとルーマニアの子どもたち約70名が参加し、コラージュ制作やブレスレット作り、折り紙などのワークショップを楽しみました。 

会場では、国籍や年齢を越えて子どもたちが自然に交流する姿が見られました。避難生活が続く中で、友人と遊び、一緒に創作活動に取り組める機会は、子どもたちにとって貴重な時間となっています。 

折鶴をレクチャーする片江大使、ガラツィ市内のイベント会場にて、2026年8月20日撮影。

折り紙のワークショップでは、片江大使自ら子どもたちに折鶴の折り方をご指導くださいました。

初めて折り紙に触れる子どもたちがほとんどで、完成した折鶴を開く瞬間は子どもたちから歓声があがりました。
中には短時間で折り方を覚え、何羽も折る子どもたちも見られました。 

今回のイベントは、ウクライナとルーマニアの子どもたちが交流する場となっただけでなく、日本文化に触れる機会にもなりました。
創作活動を通じて、子どもたちは互いの文化への理解を深めながら、楽しい時間を過ごしていました。

折鶴をマスターした子どもたち、ガラツィ市内のイベント会場にて、2026年8月20日撮影。

「忘れられない一日」を描く青少年向けPSSセッション 

午後は、GNJPが提携団体Help Ukrainiansと実施している青少年向けPSSセッションを見学いただきました。参加したのは13歳から16歳までのウクライナ人の若者たちです。 

この日のテーマは、「The Day I Remember(忘れられない一日)」でした。 

参加者は、自分にとって印象的な出来事を絵で表現し、その後グループの仲間たちと共有しました。家族旅行やペットとの思い出を描いた子もいれば、避難生活で経験した出来事を語る子もいました。 

PSS活動では、創作活動を通じて自分の経験や感情を安心して表現できる場をつくっています。先の見えない避難生活は子どもたちの心に大きな負担をかけています。だからこそ、自分の気持ちを振り返り、誰かと共有できる機会が大切です。 

PSSセッションに参加する片江大使、現地提携団体Help Ukrainiansにて、2026年8月20日撮影。

「自分たちは忘れられていない」と感じられること

今回の訪問は、日本国大使館やWHO関係者の方に支援活動の様子を知っていただく機会となっただけでなく、子どもたちやその家族にとっても特別な一日となりました。 

提携団体Help Ukrainiansのスタッフは「こうした形で大使の訪問を受けたことは初めてで、子どもたちや家族にとって大きな励ましになりました」と振り返っていました。参加した子どもたちは初めて会う日本の大使に興味津々で、日本の文化や言語などについて質問していました。 

避難生活が長引く中、故郷や友人と離れて暮らし、不安を抱えながら毎日を過ごしている子どもたちもいます。だからこそ、安心して遊び、友人と交流し、自分の気持ちを表現できる時間はとても大切です。 

この日の活動には、戦争によって失われがちな「子どもらしい時間」と「人とのつながり」がありました。

コラージュ作成をする子どもたち、ガラツィ市内のイベント会場にて、2026年8月20日撮影。

GNJPは今後も、現地提携団体や在ルーマニア日本大使館、WHOルーマニア事務所と連携しながら、ウクライナから避難してきた子どもたちや若者たちが安心して過ごし、自分らしく成長できる環境づくりを続けてまいります。皆さまのご支援が、このような子どもたちの居場所と「こころの支援」を支えています。 

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【ウクライナ危機】ルーマニアで続く、子どもたちの「こころの回復」を支える支援

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