【モザンビーク・ガザ州】野外排泄ゼロを達成!
グッドネーバーズ・ジャパンは、モザンビーク共和国ガザ州にて、地域住民が衛生的な環境のもとで暮らせるよう、安全な水や清潔なトイレを整備する「ガザ州3郡におけるコミュニティの水衛生設備整備および衛生啓発活動事業※」を実施しています。この度、事業対象地の6つのコミュニティで、野外排泄ゼロを達成することができました。
※この事業は外務省「日本NGO連携無償資金協力事業」です。
野外排泄の現状と課題
日本では外出時、「トイレに行きたい」と思い辺りを見回すと、コンビニやレストラン、駅など、トイレを借りられる場所が多くあります。また日本では農村域でも、2~3時間先の予定が分かっていれば、早めにトイレへ行くなどして、対処することができます。
しかし、モザンビークでは、特に農村域において、公共トイレが非常に限られているだけでなく、トイレを持たない家庭が多いのが現状です。UNICEF(国際連合児童基金)によると、モザンビークの人口のおよそ23%、約710万人が未だに野外排泄をしていると推定されています。また、野外排泄を完全になくすには今から40年以上かかると予測が立てられています。
活動成果
グッドネーバーズ・ジャパンは同国カザ州ジブト郡にて、2023年3月から1年かけて野外排泄ゼロに向けた住民への啓発活動や家庭用トイレの建設、小学校のトイレ建設・修繕に取り組みました。
その結果、2024年3月12日、27日、28日の3日間、中央政府・ガザ州政府・ジブト郡政府行政官による評価視察を経て、6コミュニティにて、野外排泄ゼロ達成の認可が下りました!
これを受け、各コミュニティでは「野外排泄ゼロ達成」を示す看板が設置されました。
おわりに
改めまして、日本の皆さまのご支援に感謝いたします。
本年3月24日よりGNJPのモザンビークでの事業は3年目に入り、事業地をマバラネ郡という地域へ移し、活動をスタートしました!今後も引き続き事業の進捗やニュースをお届けしてまいります。
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