世界中の子ども達に笑顔を。途上国の子どもの教育支援・緊急支援を行う国際NGOグッドネーバーズ・ジャパン

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親善大使・広報大使

パク・ヨンハ広報大使

任命日:2009年8月13日~

パク・ヨンハさんは、グッドネーバーズの広報大使として、特にチャドでボランティア活動をされました。

パク・ヨンハさんとチャドの子ども達

2009年にグッドネーバーズの広報大使に就任したパク・ヨンハさんは、“韓流ブーム”の火つけ役『冬のソナタ』に出演していた人気俳優・歌手です。
冬のソナタでは、ぺ・ヨンジュンさん演じるジュンサンの恋敵役、サンヒョクの演技が話題になりました。

誰かを助けることができるという事実に心ときめく

チャドでボランティアをするパク・ヨンハさん
2009年8月13日、パク・ヨンハさんの広報大使の任命式では、「ボランティアとは、大袈裟なものではなく、ただ美しい責任感を持つこと、着実に、一緒に活動すること、それがボランティアだと思う。誰かを助けることができるという事実だけで心ときめく。恵まれない人々のため、できるかぎり最善を尽くしたい。」と、大使としての意気込みを語ってくれました。

希望の学校・ヨナスクール

パク・ヨンハさんは2009年8月18日から27日まで、チャド共和国へボランティアに行き、小児麻痺や貧困に苦しむ人々を訪問しました。
そして2010年の5月22日から約一週間、パク・ヨンハさんはチャドを再び訪れ、ボランティアで40度を超える気温の中学校の基礎工事を手伝うなど、学校(ヨナスクール)建設のために奔走しました。パク・ヨンハさんが募金を呼び掛けて建設されたヨナスクールでは今も元気に子どもたちが勉強しています。

チャドのヨナスクールの子どもたち

この動画は算数の授業の様子です。この村にはヨナスクールができるまで小学校がなく、ヨナスクールができてからは様々な年齢の子どもたちが同じクラスで学んでいます。

パク・ヨンハさんは2010年6月に亡くなってしまいましたが、グッドネーバーズはパク・ヨンハさんの残してくれたものを責任を持って、未来へ繋げていきます。

ヨナスクール誕生までのみちのり

パク・ヨンハさんと子ども達

2009年のチャドでのボランティアの様子がケーブルTV Mnet JAPANの「INNOCENT WORLD-パク・ヨンハのアフリカ旅行」を通して紹介されると、賛同する日本のファンや視聴者から4,202,819円が集まり、2010年5月30日、チャド共和国の学校建設基金として寄付されました。

前年、パク・ヨンハさんは「また帰ってくるよ」とチャドの子ども達と約束し、2010年の5月22日から約一週間、チャドを再び訪れ、ボランティアで、40度を超える気温の中、学校の基礎工事を手伝うなど、ヨナスクール建設のために奔走。子ども達との約束を果たしました。

そして、2010年9月。ヨナスクールは、ファシャアテレを含む約10の村から14歳以下の子ども273名を最初の新入生として迎えました。

彼らはこれから、公用語であるフランス語とアラビア語をはじめ、数学、歴史、地理、科学などの科目を勉強します。
この日、はじめて登校した子ども達は、カバンや学用品、名札などを受け取り、たくさんの笑顔があふれました。

学校の名前は「ヨナスクール(Yona School)」。この名前はパク・ヨンハさんのニックネームにちなんでつけられたものです。

グッドネーバーズは、2つの教室や職員室、トイレなどを作り、先生も採用しました。
さらに4つの教室の建設完了しました。

生徒達の授業料や学校運営費はグッドネーバーズのサポーターの皆様のご支援によるもの です。

開校式の前日に住民によって開かれたパーティーには、政府関係者や住民達など約800名が出席しました。 オバール地域開発委員長(62)は、「子ども達の生活は働いたり日陰で遊んだりするだけだったが、これからは学校を通じて未来へ希望を持つことができるようになった」と喜んでいました。