グッドごはん活動報告 2023年3月配付
厚生労働省が2020年に公表した「2019年国民生活基礎調査」によると、2018年度の子どもの貧困率は14.0% (新基準)にものぼり、ひとり親世帯の貧困率は48.3%(新基準)で、約半数が相対的貧困の状態です。グッドネーバーズ・ジャパンはまずこのひとり親世帯へ焦点をあて、「ひとり親家庭等医療費助成制度医療証」を持つ家庭を対象に食品を提供しております。本事業を通し、生活に困難を抱える家庭が安定し自立した生活を送ることができる、その一助となるように支援してまいります。
2023年3月の配付報告
| 配付日・場所 | 32箇所36回（東京19箇所21回、大阪13箇所15回） |
|---|---|
| 配付世帯数 | 2,043世帯（東京1,149世帯、大阪894世帯） |
| 配付世帯の 子どもの 合計人数 |
3,964人（東京2,152人、大阪1,812人） |
| 累計配付世帯数(のべ)(2017年9月から) | 41,441世帯 |
利用者からの声
3月も、個人の方や企業の方からいただいた食品寄付を多くのひとり親家庭の方にお渡しすることができました。利用者の方から、今月もたくさんのコメントが届いています。
・「支援のおかげで、子供たちの笑顔が増えているのを実感しています。月に一回頂くグッドごはんさんからの食品を食べられることを楽しみにしていて、”あと何日！”とカレンダーを見て言っています。」
・「いつもご支援ありがとうございます。支えてくれる人がいるんだと励みになります。」
・「ありがとうございます。感謝しかありません。行政でやって貰えないことなので感謝です。特に春の時期は春休みで3食用意しなくてはいけなかったり学費などで出費が嵩むので本当に有り難いです。」
・「2月からこの支援があることを知って利用させて頂いています。子どものお菓子もあったりして、子ども達も喜んでいます。私も食品を頂けるので、本当に助かっています。いつも支援して頂いている皆様に感謝しかありません。本当にありがとうございます。今では家族の1ヶ月に1回の楽しみになっています。」
・「本当にいつも有難うございます。受け取る時にいつも涙が出そうになってしまいます。感謝しかないです。」
・「物価高騰の影響を受け、グッドごはんさんにお世話になるようになって、食費が抑えられるようになりその分少しですが子どもの学費を貯めたり、靴を買ってあげたりできるようになりました。いつもあたたかいサポートをありがとうございます。」
・「本当に助かっています。食べ物を頂くという物理的なことだけではなく、私たちは社会に見捨てられていないんだと心の支えになっています。ありがとうございます。」
・「生活を立て直し頑張れるのもこのような支援のお陰だと思います。これからも子どもたちと、笑顔で健康に暮らしていきたいです。いつもありがとうございます。」
担当者より
3月の配付世帯数は2月に続き2千世帯を超えました。利用者数は引き続き増加傾向にあります。皆さまのご支援によって多くのひとり親家庭に食品を届けることができています。
利用される方のアンケートを見ていると「今までこのような支援があることを知らなかった。本当に助かった。」「もっと早く知っていたら」といったコメントをよく目にし、やはりまだまだ支援を必要とする多くの家庭に情報が届けられていないことを実感します。
より一層、各自治体や企業、他団体との連携を強化し、グッドごはんの周知に努めたいと思います。
皆さまからのご支援をより多くのひとり親家庭、そして子ども達に届けられるよう、引き続き職員一同取り組んでまいります。今後ともグッドごはんへのご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。（矢野）
