グッドネーバーズ・ジャパンは、ひとり親家庭の子どもたちへ多様な体験の場を届けることを目的の一つとして、「グッドすぺーす」事業*を実施しています。このたび本事業の一環として、株式会社ビームス様のご協力のもと、ひとり親家庭の中高生とその保護者を対象とした「BEAMS物流見学ツアー」を開催しました。普段は立ち入ることのできない物流センターを見学し、ファッション業界を支える物流の仕組みや、テクノロジーを活用した働き方について学ぶ機会となりました。

*本事業は、東京都による補助を受けています。
補助期間(活動準備期間含む):2025年12月~2026年8月
・内容:BEAMS会社説明、物流センター見学ツアー
・開催場所:DPL江東深川
・開催日:2026年6月6日
・参加者:グッドすぺーすの利用者(中高生の子どもとその保護者) 5組10名
冒頭では、衣料品や雑貨などの企画・販売を手がける株式会社ビームスの社員様より会社説明が行われました。ファッション業界には、接客や商品企画だけでなく、商品を正確に店舗やお客様へ届ける物流の仕事が欠かせないことが紹介されました。また、少子高齢化や人口減少が進む中、生産性を高めながら、多様な人材が活躍できる環境づくりの重要性についてもお話しいただきました。
続いて、物流センター内を見学しました。倉庫内には多くの商品が整然と保管されており、商品の入荷から保管、出荷までの工程が効率的に管理されていました。
参加者たちは、普段店舗で目にする商品がどのような工程を経て届けられているのかを興味深く見学していました。

見学では、物流業務を支えるさまざまな技術も紹介されました。
商品の量や厚みに合わせて段ボールの高さを自動で調整する梱包機や、RFID( Radio Frequency Identification :無線自動認識技術)を活用した商品管理システムなど、効率的な物流を支える仕組みに子どもたちは驚いた様子でした。
また、倉庫内ではプロジェクターによる作業指示やエラー通知システムなども導入されており、初めて業務に携わる人でも作業を進めやすい工夫が随所に見られました。
参加者は、物流が単なる「荷物を運ぶ仕事」ではなく、多くの技術や工夫によって支えられていることを学びました。
見学を通してさまざまな場面で見受けられたのは、誰もが働きやすい環境づくりへの取り組みです。
業務を支援するシステムの導入によって、経験の有無に関わらず仕事を覚えやすい仕組みが整えられていました。
また、障がいのある方を含め、多様な人材が活躍できる環境づくりにも力を入れていることが紹介されました。
物流現場の効率化は、人手不足への対応だけでなく、多様な人々が働き続けられる職場づくりにもつながっていることを学ぶ機会となりました。
・「実際にここまで人員を削減している工場を見るのは初めてだったので、とても楽しかったです!」
・「働いていた人がみんなおしゃれでした。ちゃんと機械が動いていてすごかった。」
・「物流という言葉は知っていたものの、詳しく知らなかったのでとても思い出に残ると思います。」
低所得のひとり親家庭の子どもたちは、経済的な事情などから、課外活動や習い事、人や社会とつながる体験に参加する機会が限られる傾向があります。しかし、成長期におけるこうした「体験」は、子ども自身の興味・関心の広がりや自己肯定感の形成に大きな影響を与え、将来の進学や就業など、長期的な人生の選択にも深く関わります。
グッドネーバーズ・ジャパンは、環境によって生じる体験機会の差を課題と捉え、低所得のひとり親家庭の子どもたちを対象に、さまざまな体験イベントを企画・実施しています。その一環として、このたび株式会社ビームス様と連携し、「BEAMS物流見学ツアー」を開催しました。
今回の見学ツアーを通して、子どもたちは物流という仕事や、テクノロジーを活用した働き方に触れることができました。普段は見えない仕事の現場を知ることは、将来の進路や職業選択について考えるきっかけにもなります。
グッドネーバーズ・ジャパンは今後も、子どもたちがさまざまな世界や仕事と出会い、自らの可能性を広げられる体験の機会を提供してまいります。
本イベントの実施にあたり、株式会社ビームス様には貴重な見学機会をご提供いただきました。心より感謝申し上げます。
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