カンボジアでは、小学校に入学した子どものうち最終学年まで残る割合はおよそ半数と低く、中学校就学率も63%に留まっています(『ユニセフ子ども白書2017』)。家庭の経済状況の他、地域に学校がない、学校設備や先生の人数が十分でない等、教育環境が整っていないことが原因です。グッドネーバーズは、子ども達が地域や家庭環境に関わらず質の良い教育を受けられるよう、学校の建設や増改築を行うと共に、支援対象の子ども達に制服や通学バッグ、文房具などの学用品を配布しています。
また、就学前の児童にご飯の提供、読み書き、音楽、美術などの情操教育の機会を提供しています。このプロジェクトには、幼児教育に加えて、子ども達の保育という役割もあります。親が働いている間、お兄さん、お姉さんが子守をするのがカンボジアでは一般的です。しかし、子守のために学校に行けないということも、学齢期の子どもが教育を受けられない要因の一つとなっています。 幼児教育の場を提供することで小さな子ども達は安心して過ごすことができ、上の子ども達も学校に通うことができます。
・教育プロジェクトの事例
活動地域の子ども達を対象に毎年、健康診断を実施しています。健康診断で問題が見つかった場合は、医療機関で適切な治療が受けられるよう支援しています。
また、子ども達が十分に栄養を摂れるよう学校給食を提供しています。
雨期には洪水、乾期には土埃の舞うカンボジア。その上、多くの農村地域では上下水道が整っておらず、安全な飲料水や生活用水、また清潔なトイレにもアクセスできません。グッドネーバーズはこのような地域で、安全な水を安定的に供給するための井戸や浄水器の提供、また衛生的なトイレの設置等の支援を行っています。
・水・衛生プロジェクトの事例
家庭の収入は、子ども達の生活ばかりでなく教育の機会にも影響します。親が安定した収入を得られるようになり、自ら生活を向上させることができるよう、グッドネーバーズは職業訓練(洋裁教室、コンピューター教室、農業や養鶏の指導)や、女性や農民の自助グループの設立や補助、マイクロクレジット(少額融資)等による起業支援といった様々な活動を行っています。
※ CDPとは:(Community Development Project)グッドネーバーズが実施する地域開発プロジェクトです
活動地域の中でも、日本の子どもスポンサー様のご支援を受けている子どもが多い地域をご紹介します。
コブCDP
コブ地域は、首都プノンペンから北西に約400km、プノンペンとタイを結ぶ国道5号線沿いにあります。12の村に、2685世帯、11,341人(うち5,753人が女性)が暮らしています。
この地域の貧困状況を目の当たりにしたグッドネーバーズ・カンボジアは、各村を調査して詳細なデータを集めた上で、支援が必要であると判断し活動を開始しました。
支援を必要とする子ども達とその家族、そして地域全体の生活を改善するため、教育の質向上、保健・衛生環境や安全な水の確保、各家庭の収入向上支援といった様々な活動を行っています。支援対象の子ども達には学校の制服や学用品を提供する他、健康診断も毎年実施しています。また、地域の人々が自ら将来の可能性を切り開いていけるよう、能力強化やアドボカシー活動にも努めています。

皆さまから寄せられる一つひとつの支援が、プロジェクト地域の子どもの成長を 助け、地域社会の発展を支援する大きな力となります。