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特定非営利活動法人グッドネーバーズ・ジャパン
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2026.07.09

【モザンビーク】ペンバ市で防災事業を開始しました

繰り返す長雨やサイクロンにより発生した大きな溝。その傍を子どもたちが歩いて学校に通っています。 (ペンバ市にて2026年5月19日撮影)

グッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)は、モザンビーク共和国カーボデルガード州ペンバ市にて、学校およびコミュニティの防災力を強化する事業を開始しました。

サイクロン被害や紛争による国内避難民の増加が教育環境にも影響

モザンビークはWorld Risk Index 2024*において、世界で7番目に自然災害リスクが高い国として位置づけられている国です。 

*自然災害によるリスクを「危険曝露度(Exposure)」×「脆弱性(Vulnerability)」の観点から評価し、世界193か国を対象に順位付けした指標。

同国は、毎年サイクロンや長雨による洪水の被害を受けています。 
特に本事業対象地のペンバ市は沿岸部に位置しているため、サイクロンの被害に遭いやすい地域です。
毎年学校の屋根が吹き飛んだり、教室の壁が破損したりするなどの被害を受け、学校の授業を中断せざるを得ない状況が頻発しています。
加えて、ペンバ市は2017年から続く北部紛争によって発生した国内避難民が最も多く移り住んだ地域でもあり、急激な人口増加により学校教室の密度が他地域に比べて高い側面もあります。現地政府の基準では1教室50名と定められていますが、現状は1教室につき150-180名もの生徒を抱えています。 

災害に強い教室と地域づくりが始動

こうした状況を受けて、GNJPは、学校とコミュニティの防災力を高める事業を開始しました。

具体的には、小中学校2校でレジリエンス(防災・減災や被災後の復興力) を強化した教室を3教室建設し、コミュニティ防災委員会を2つのコミュニティで設立します。

教室の増設予定地(ペンバ市にて2026年4月30日撮影)

コミュニティ防災委員会は、国家防災機構(INGD)が推進・管理している組織で、ペンバ市では委員会設立が進んでいないため、GNJPが当事業にて推進を後押しします。
当委員会はコミュニティ住民から成り、災害に備えてコミュニティの危険な地域を把握してハザードマップを作成したり、安全な避難経路を決めて定期的に木を切るなどの整備を行ったりします。また、有事の際は、INGDと協力しコミュニティ住民の避難誘導を担います。 

事業開始前に生徒や住民への調査を実施

事業開始にあたり、GNJPは、対象の学校とコミュニティにおける現状を把握するためのベースライン調査を実施しました。 

その結果、学校では、生徒の69.2%が教室の広さについて「非常に不満」と回答したほか、「授業に集中できている」と答えた生徒は半数に届きませんでした。

さらに、コミュニティでは住民の98.1%が「暴風雨や洪水など自然災害の被害を経験した」と答え、その46.6%が「避難警報を聞いたにもかかわらず家に留まった」と回答しました。これは、畑の作物や家財道具などを守るために避難しない選択をする住民が多いためです。適切な避難につながらないことで、命が危険にさらされます。 そのため、当事業では、コミュニティ住民とともに避難訓練を行い、避難することの大切さを伝えていきます。 

今後について

本事業で、学校教室の建設とコミュニティ防災委員会の設立を通じて、子どもたちの学ぶ環境の改善、および学校とコミュニティの両面から地域の防災レジリエンス強化に取り組んでまいります。 

皆さまのご寄付が、モザンビークの人々の安全な暮らしにつながります。 温かいご支援を引き続きよろしくお願い申し上げます。 

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