グッドごはん活動報告 2024年2月配付
厚生労働省が公表した「2022年国民生活基礎調査」によると、2021年の子どもの貧困率は11.5%と前回調査(2019年)より改善傾向にあるものの、ひとり親世帯の貧困率は44.5%と半数近くが相対的貧困の状態です。グッドネーバーズ・ジャパンは困窮するひとり親世帯に焦点をあて、「ひとり親家庭等医療費助成制度医療証」を持つ家庭を対象に食品を提供しております。生活に欠かせない食を支援することで、ひとり親家庭の親子が困窮する今を乗り切り、子どもたちが自ら未来を切り開ける、その一助となるように支援してまいります。
2024年2月の活動報告
・九州にて、新たに福岡市城南区、福岡市東区の配付拠点での食品配付を開始しました。
新規登録 世帯数 |
391世帯(首都圏179世帯、近畿115世帯、九州97世帯) |
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配付日・場所 |
53カ所57回(首都圏26カ所28回、近畿19カ所20回、九州8カ所9回) |
配付世帯数 |
3,544世帯(首都圏1,711世帯、近畿1,517世帯、九州316世帯) |
配付世帯の 子どもの 合計人数 |
6,366人(首都圏2,980人、近畿2,742人、九州644人) |
累計配付世帯数(のべ)(2017年9月から) |
71,821世帯 |
利用者からの声
2月も、個人の方や企業の方からいただいた食品寄付を多くのひとり親家庭にお渡しすることができました。食品を受け取った利用者の皆さんから、今月もたくさんのコメントが届いています。
・「いつも温かいご支援をありがとうございます。独りではないと励まされ毎日頑張ろう・踏ん張ろうって思えます。」
・「お米本当に助かります。仕事が遅くなり食事の支度時間の無い時も、お惣菜を買わずに頂いたレトルトなど使えるのでとても重宝しています。ありがとうございます。」
・「高校生は給食がありません。小学校中学校は給食の助成もあり、とても助かりました。高校生はお弁当や購買、学食です。すごく食べてお金もかかります。乳児よりも高校生の方がお金がかかるから、色々な助成がもっとあると本当に助かります。支援者、事務局の皆さまには、毎回本当に感謝です。ありがとうございます。」
・「お菓子が入っていたら息子に渡し、うおー!っと喜ぶ顔がとても嬉しく思います。いつも外に自転車を停めていますが、帰りも室内からこちらを見て頭を下げてくださるのが本当に嬉しいです。」
・「スーパーに寄っても以前より値上がりしてるため、買えないなあとスルーして帰って来ることが増えてきました。なので、グッドごはんを受け取れて帰宅すると子供と喜んでどのように活用するか予定を立てたりしてます。スーパーには並んでない商品等があったりすると余計に盛り上がることもあり、とても嬉しく有難いなと思います。」
・「いつも暖かいご支援本当に有難うございます。毎月かかせていただいておりますが、心から感謝しています。子どもも楽しみの一つになっています。」
担当者より
いつも温かいご支援を頂き誠にありがとうございます。
時折、利用者の方々から「子どもたちが食品を見て嬉しそうにしている」など、ご家庭でのご様子に関するコメントをいただきます。
グッドごはんの活動が実際に子どもたちの笑顔に繋がっている事を伺う度に、とても温かい気持ちになると同時に、ご支援くださる皆様への感謝の気持ちでいっぱいになります。
子どもたちの笑顔だけでなく、親御さんの心のご負担の軽減にも繋がっているグッドごはんに、引き続きお力添えいただけると大変ありがたく存じます。(間宮)