世界中の子ども達に笑顔を。途上国の子どもの教育支援・緊急支援を行う国際NGOグッドネーバーズ・ジャパン

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2024.09.13 活動報告

【令和6年能登半島支援】電化製品を1日でも早くお届けするために <前編>

お届けした掃除機と住民の方とGNJPスタッフ(七尾市の仮設住宅)


2024年1月1日に石川県能登地方で発生した地震を受け、グッドネーバーズ・ジャパン(以下GNJP)は被害を受けた地域にて緊急支援活動を実施しています。GNJPは自治体や避難所の方々と連携しながら、食品や衣類などの物資配布や炊き出しなど、その時のニーズに合わせた支援を行ってまいりました。

現在も被災された方の建設型仮設住宅やみなし仮設への入居が進んでいて、GNJPは引き続き電化製品提供の支援を行っています。七尾市で792世帯、他8市町で141世帯に対し、合計3,600個の家電を提供(9月10日現在)しました。

※本事業はジャパン・プラットフォームの助成を受け実施しています。


電化製品支援の第一弾記事はコチラ 



仮設住宅入居者の約6割が高齢者

七尾市には現在13か所で仮設住宅が建設されています。建設型仮設の入居者の全体の59%が高齢者(60歳以上)で、全体の18%が80歳以上の方です。おひとりで住まわれている世帯の割合は、建設型仮設で約3割、みなし仮設では約2割でその数は決して少なくはありません。



また、もともと大きな家屋に住まれていた方が多く、それに比べると狭くなってしまった仮設住宅では、以前使用していた家電や家具などをそのまま使用することは難しいようです。
GNJPでは、家電支援にお申し込みされた方に、仮設住宅での生活についてアンケートを行いました。その中からいくつかの声をご紹介します。


【アンケート自由記述より】

・文字通り仮の住まいでも一人でホッとできます。避難所よりプライベート空間があるので助かりました。

・倒壊した家から少し遠い。小学校が遠い。2年後の生活が不安です。

・外に出ると迷子になるので出られず、足腰が弱ってしまいます。

・周りの人達とうまくやっていけるか心配です。

・贅沢は言えませんが、やはり狭いです。家族5人の個々のプライバシーが確保できない。特に生活する上での音が気になります。どうする事も出来ませんが、一日でも早く再建する事を家族一丸となってこれから頑張っていきます。


七尾市能登島の仮設住宅



電化製品のお届け、何に時間がかかる?

仮設住宅での生活にも電化製品は不可欠です。避難所生活から仮設住宅への入居が決まったとしても、生活に必要なものがないと生活は始められません。冬は暖房器具が、夏には扇風機などの冷房機器が必要です。

そのため、私たちGNJPスタッフ一同、「入居が決まった方には、いち早く家電をお届けできるように!」と日々意気込んでいますが、お届けするまでにはいくつかの事務作業が発生します。大まかには次のようなプロセスです。


【電化製品をお届けまでのプロセス】

(1)案内用資料(チラシ)を作る

(2)対象者(仮設住宅に入居される方)に案内する

(3)WEBやハガキで家電の申込を受け取り、申込内容をPCに記録する

(4)業者に発注する


スマートフォンの操作に慣れている方には、 QRコードから手軽に申し込めるWEBフォームをご案内していますが、高齢の方が半数を超えるため、約6割は手書きの申込ハガキで届きます。
ハガキの場合、1枚ずつPCに申込内容を打ち込む作業が必要になります。中には読むのが難しいものや、記入漏れもあり、確認しながら進めます。
こうした作業は、1~2枚では大変ではありませんが、1日にハガキが数十枚届く日が続くと大変です。電話でのお問い合わせも来ます。「1日でも早くお届けしたい!」という気持ちはあっても、すべての作業をトータルすると、どうしても時間がかかってしまいます。

ご案内用のチラシと申込ハガキ
電話での問い合わせに対応するスタッフ

しかし、
この「どうしても時間がかかってしまう問題」は、実はこれまでの災害での支援でも経験してきたことでもあります。そこで、これまでの教訓を生かして、GNJPでは4つの工夫を行っています……



募金にご協力お願いします

※グッドネーバーズ・ジャパンは「認定NPO法人」です。ご寄付は寄付金控除の対象となります。

▼ クレジットカードで寄付

▼ 郵便払込で寄付

最寄りの郵便局で、窓口にある「払込取扱票」または 「郵便振替払込請求書兼受領証」に必要事項をご記入の上、お振込ください。 ご記入いただく事項は、下記の通りです。

口座番号 00900-9-78879
加入者名 NPO法人グッドネーバーズジャパン
金額 ご寄付いただきます金額をご記入ください
通信欄 「能登半島地震」とご記入ください。 領収書が不要でしたらその旨をご記入ください
ご依頼人・払込人住所氏名 必ずお名前、電話番号、郵便番号、住所をご記入ください

▼ 銀行振込で寄付

銀行でのお振込みの場合は、以下の口座にお振込みください。

※ 銀行振込みによるご寄付の場合、住所が特定できないため領収書をお送りすることができません。この場合は寄付金控除の対象外となりますので、何卒ご容赦ください。 ご希望の際は、郵便払込をご利用ください。

銀行名 三菱UFJ銀行 本郷支店
口座番号 普通 1155337
口座名義トクヒ)グツドネーバーズジヤパン
振込依頼人名 振込依頼人名に続けて「ノトハントウジシン」とご入力ください
例)ヤマダ ハナコ ノトハントウジシン

皆さまのご支援ご協力、どうぞよろしくお願いいたします。

活動報告

【令和6年能登半島支援】応急住宅入居者向けに電化製品を支援しています
【令和6年能登半島支援】子どもたちの学習支援と創作活動のワークショップ「わじまグッド輪(サークル)」をご紹介します
【令和6年能登半島支援】子どもの学習支援および心理社会的支援を行っています
【令和6年能登半島地震】心理社会的支援 (PSS)専門家による研修を受けました 
【令和6年能登半島地震】スナック菓子が避難所で好評
【令和6年能登半島地震】仮設住宅などへの電化製品提供の支援や小学生を対象とした学習支援および心のケア支援を行います
【令和6年能登半島地震】冬用の帽子や手袋を提供しました
【令和6年能登半島地震】2月5日と7日に輪島市の避難所で物資支援と炊き出しを行いました
【令和6年能登半島地震】2月3日と5日に輪島市の避難所で炊き出しを行いました
【令和6年能登半島地震】避難所となっている輪島市の公民館で炊き出し行いました
【令和6年能登半島地震】引き続き各避難所の要望に沿った物資支援を行っています
【令和6年能登半島地震】避難所での物資配布と炊き出しを継続して行っています
【令和6年能登半島地震】JAのと おおぞら天翔河原田にて炊き出しと衣料品等の物資提供をしました
【令和6年能登半島地震】避難所にて炊き出しと衣料品等の物資提供をしました
【令和6年能登半島地震】輪島市の避難所にて8日に夕食の炊き出しを行いました
【令和6年能登半島地震】大きな被害を受けた輪島市にて水・食料の配布を行っています
【令和6年能登半島地震】大きな被害を受けた輪島市にて炊き出しを行います
【令和6年能登半島地震】スタッフ2名が被災地に入りました
【令和6年能登半島地震】緊急支援募金を開始しました
【令和6年能登半島地震】石川県能登地方を震源とする地震の緊急支援対応について

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