グッドごはん活動報告 2023年2月配付
厚生労働省が2020年に公表した「2019年国民生活基礎調査」によると、2018年度の子どもの貧困率は14.0% (新基準)にものぼり、ひとり親世帯の貧困率は48.3%(新基準)で、約半数が相対的貧困の状態です。グッドネーバーズ・ジャパンはまずこのひとり親世帯へ焦点をあて、「ひとり親家庭等医療費助成制度医療証」を持つ家庭を対象に食品を提供しております。本事業を通し、生活に困難を抱える家庭が安定し自立した生活を送ることができる、その一助となるように支援してまいります。
2023年2月の配付報告
配付日・場所 | 29箇所34回(東京16箇所19回、大阪13箇所15回) |
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配付世帯数 | 2,030世帯(東京1,188世帯、大阪842世帯) |
配付世帯の 子どもの 合計人数 |
3,896人(東京2,238人、大阪1,658人) |
累計配付世帯数(のべ)(2017年9月から) | 39,398世帯 |
利用者からの声
2月も、安全に食品をお渡しできるよう感染対策を講じながら、対面で配付を行いました。個人の方や企業の方からいただいた食品寄付を多くのひとり親家庭の方にお渡しすることができました。利用者の方から、今月もたくさんのコメントが届いています。
・「いつも本当にありがとうございます。グッドごはんのおかげで経済面はもちろん精神的な面でもとても支えになっています。ひとり親ということに孤独を感じることも多いですが、こうしてどこかのだれかに支えられていると感じることができるだけで前向きになれます。本当にありがとうございます。」
・「温かいご支援ありがとうございます。いつも孤独ですが、応援してくださる方がいると思い明日も頑張ろうと思います。」
・「食品を支援していただけるようになってから、スーパーや家の中でイライラする事が減り、子どもと一緒にいる時間は笑顔が増えたような気がします。ありがとうございます。」
・「いつもありがとうございます。お米があると安心感が違います。受け取って帰宅すると、子どもたちが今月は何が入ってるのかとワクワクしながら袋をのぞいています。」
・「グッドごはんを利用してから家族みんな以前より笑顔が増えて、心に余裕ができました。いつもありがとうございます。本当に感謝しています。」
・「いつも、ご支援をして頂きありがとうございます。おかげさまで、様々な食品を沢山使わせて頂いています。子供達は、やはりお菓子に目が行くのですが私は缶類、麺類、そして何よりもお米が大変助かり家計の支えになっております。また受け取りの際も、笑顔で対応して下さりとても有難い気持ちでいっぱいです。これからも、どうかよろしくお願い致します(^-^)」
担当者より
皆さまからの温かいご支援により、2月もたくさんの利用者さんに食品をお配りすることができました。
値上がりが続き支援団体の食品調達も厳しくなる中、当団体にご寄付をいただけること、また寒い時期にも関わらず配付や準備作業にボランティアの方々が協力くださることの有難さを日々実感しています。
コロナ禍は落ち着きつつあるものの、物価高に子どもの成長による出費の増加が重なるなど、まだまだ経済的にご不安を抱え、支援を必要とされるひとり親家庭の方が増え続けています。
物価高を含め社会情勢には皆さまも少なからず影響を受けておられることと思いますが、今後とも変わらぬご支援をいただけると幸いです。
少しでも多くのひとり親の方々とその子どもたちを笑顔にできるよう活動を進めて参りますので、どうかご協力をお願いいいたします。(山田)