グッドごはん活動報告 2022年6月配付
厚生労働省が2020年に公表した「2019年国民生活基礎調査」によると、2018年度の子どもの貧困率は14.0% (新基準)にものぼり、ひとり親世帯の子どもの貧困率は48.3%(新基準)で、約2人にひとりが相対的貧困の状態です。グッドネーバーズ・ジャパンはまずこのひとり親世帯へ焦点をあて、「ひとり親家庭等医療費助成制度医療証」を持つ家庭を対象に食品を提供しております。本事業を通し、生活に困難を抱える家庭が安定し自立した生活を送ることができる、その一助となるように支援してまいります。
2022年6月の配付報告
配付日・場所 | 23箇所25回(東京11箇所13回、大阪12箇所12回) |
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配付世帯数 | 1,180世帯(東京 580世帯、大阪 600世帯) |
配付世帯の 子どもの 合計人数 |
2,045人(東京 993人、大阪 1,052人) |
累計配付世帯数(のべ)(2017年9月から) | 26,914世帯 |
利用者からの声
6月も、安全に食品をお渡しできるよう感染対策を講じながら、対面で配付を行いました。個人の方や企業の方からいただいた食品寄付を多くのひとり親家庭の方にお渡しすることができました。利用者の方から、今月もたくさんのコメントが届いています。
・「すべての物が値上がりする中で、せめて子供たちにはちゃんと食べさせてあげたいと思うので、とても助かります。本当にありがとうございます。」
・「6月に初めて受け取りました。こんなに沢山の素晴らしい物を提供して頂けるとは思っておらず、凄い買い物をした後のようになり、親子共に感謝感激でいっぱいでした。 子供も、お菓子も頂けて、家で撮影してました! 本当に本当にありがとうございました。 いつか恩返しが出来ると良いね、と子供と話してます。」
・「 温かいご支援をいつもありがとうございます。受け取りの際、スタッフさんが掛けてくれる言葉がいつも優しく嬉しく思います。」
・「いつも温かいご支援ありがとうございます こちらのご支援がなければ本当に苦しいです。」
・「初めて利用させていただきました。まず量に驚き、お米や、健康に配慮した食品など大変有難く感じました。頼っていいんだ、と心が軽くなり、涙が滲みました。子供たちも喜んで、美味しく無駄なくいただけました。継続して利用させていただければ有難いと思っています。」
・「先月、初めての配布を受けとりました。たくさんの食料がある安心感を味わうことができました。本当にありがとうございます。」
・「沢山のお品物を頂き、ほんとうにありがとうございます。 節約の毎日なので、お米を沢山食べることができ、親子共々感謝してます。」
担当者より
毎月、利用者の方へ今困っていることについてアンケートを行っています。今回はこんな声が特に多くありました。
「物価高等、生活すべての料金が値上がりして毎月の支払いが苦しい」
「コロナの濃厚接触者となり仕事を休まざるをえなかった、収入も減ってしまう」
「夏休みは食費の負担が増える、また、エアコンなど電気代も心配」
物価高に、まだまだ影響の続くコロナ、また、夏休みの時期を控え、多くの方が大きな不安を抱えていることが伝わってきます。
グッドごはんの活動を通して、今まさに困っているひとり親家庭の方々を少しでも支えることができれば、と改めて強く思いました。
皆様のご支援を生かして、今後もより多くの方に食品が届けられるよう取り組んでまいります。今後ともグッドごはんへの応援を、どうぞよろしくお願いいたします。(矢野)