グッドごはん活動報告 2020年10月配付
厚生労働省が2020年7月17日に公表した「2019年国民生活基礎調査」によると、2018年度の子どもの貧困率は13.5%にものぼり、ひとり親世帯の子どもの貧困率は48.1%で、約2人にひとりが相対的貧困の状態です。グッドネーバーズ・ジャパンはまずこのひとり親世帯へ焦点をあて、「ひとり親家庭等医療費助成制度医療証」を持つ家庭を対象に食品を提供しております。本事業を通し、生活に困難を抱える家庭が安定し自立した生活を送ることができる、その一助となるように支援してまいります。
2020年10月の配付報告
配付期間 | 10月中旬~下旬 |
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配付世帯数 | 735世帯(東京534世帯、大阪201世帯) |
配付世帯の 子どもの 合計人数 |
1,288人(東京891人、大阪397人) |
累計配付世帯数(のべ)(2017年9月から) | 6,546世帯 |
※東京での活動はジャパン・プラットフォームの助成を受けて実施しております
※大阪での活動は令和二年度独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成を受けて実施しております
利用者からの声
コロナ渦中の子どもの成長や進学に多くの方が不安を感じています。
「まだコロナが続くので、入試費用、高校以上にかかる大学進学費用や進学後の生活が不安です。」
「普段はお茶碗一膳で我慢させている半年。痩せてきて身長も伸びなくなっているので心配です。」
「食費に回すお金がとても少なくこの先も不安です。」
担当者より
コロナウイルスの影響から、失業等の理由でグッドごはんの利用を希望する世帯が未だに増え続けています。上記の利用者からの声でご紹介しましたように、最近は子どもの進学に伴う出費を理由に、食費をさらに切り詰め、不安を抱えている家庭が多く見受けられるようになりました。このような多くの家庭が、皆様からの温かいご支援によって支えられています。
継続して支援ができるよう私共も引き続き努めてまいりますので、皆様からもご支援いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。(間宮)