【モザンビーク・ペンバ市】学校での水衛生事業を終了しました


グッドネーバーズ・ジャパンは、モザンビーク共和国カーボデルガード州ペンバ市で、学校を中心に水衛生環境や地域の人々の衛生習慣を改善していく事業を終了しました。
トイレと水道がない学校に、トイレとハンドポンプ(手動で地下水を汲み上げる仕組み)を建設した他、保健室の建設と月経教育を含む衛生啓発により、生理中も安心して快適に学校に通える環境を整えました。
新たにトイレと保健室を建設、繰り返し使える生理用品を配付しました
トイレや保健室の建設前の調査では、13%の女子生徒が生理中に学校に行かないと答え、その理由として「生理用品を交換する場所がないから」、という声が聞かれました。
そこで、建設したトイレには各個室にゴミ箱を設置して生理用品を交換できる環境を整え、保健室にシャワー室を備えて経血で汚れてしまった制服を洗えるようにしました。
ペンバ市長とともに建設したトイレとハンドポンプ、保健室の落成式を執り行い、生徒たちが各施設を使い始めました。

当事業では建設活動に加え、対象校3校にて月経教育を含む衛生啓発セッションを週に1度のペースで1年間に渡り実施しました。
繰り返し衛生管理や月経管理の話をすることで、正しい知識への理解を深め、偏見や誤解をなくし、女性が安心して過ごすことのできる環境づくりに取り組みました。
また、洗って繰り返し使える生理用ショーツを対象校3校で合計2,100名の女子生徒へ配付しました。
この生理用ショーツには、経血を吸収するタオルを付けて使うことができ、タオルは洗って繰り返し使える仕様になっているため、経済的で衛生的に利用できます。

皆さまのご寄付が、モザンビークの人々の健康で安全な暮らしを実現します。
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