世界中の子ども達に笑顔を。途上国の子どもの教育支援・緊急支援を行う国際NGOグッドネーバーズ・ジャパン

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回答者の約93%が「子どもへの良い影響」を実感  食品支援が生むポジティブな変化

回答者の約93%が「子どもへの良い影響」を実感
食品支援が生むポジティブな変化

皆さまのご支援で運営している食品支援事業「グッドごはん」では、これまでに延べ11万世帯のひとり親家庭に食品を届けてきました(2024年末時点)。食品支援は、子どもたちのお腹を満たすだけでなく、生活や心身の健康にも様々な波及効果を生み出し、多くのひとり親家庭を支えています。


6割近くが世帯年収200万円未満 
「グッドごはん」の支援を必要とするひとり親家庭の実態

当団体が「グッドごはん」を利用するひとり親家庭を対象に実施したアンケート調査¹では、回答者の6割近くが世帯年収200万円未満という非常に厳しい経済状況で暮らしていることがわかりました。

また、2024年1月から10月にかけてグッドごはんへの新規利用登録を申し込んだ世帯に対し「過去1年間に必要な食料が買えなかった経験」を質問したところ、「よくあった」「時々あった」と回答した人は計4割に及びました²。「まれにあった」を含めると7割以上が必要な食料を買えないという状況を経験しています。

食生活を切り詰めざるを得ない厳しい状況にさらされている家庭を支え、子どもたちが健やかな生活を送れるよう、私たちは食品支援に取り組んでいます。


「家計が改善」「食事の量が増えた」
グッドごはんの利用以降に家庭にポジティブな変化

グッドごはんを継続的に利用している家庭へアンケート³を行い、グッドごはんを利用して以降、家庭に起きた変化について聞いたところ、約半数が「家計が改善した」「家族のコミュニケーションが増えた」「食事の量が増えた」と回答しました(複数回答)。


回答者の93%が子どもへの良い影響を実感
食や勉強への関心が増えた子どもも

また、グッドごはんがお子さんへ与えてきた影響に関して、回答を得ました。「グッドごはんの食品支援は、お子さんの身体の成長や体調面にどの程度影響を与えてきたと思いますか。」という問いに対し、31.5%が「とても良い影響を与えてきた」、61.4%が「やや良い影響を与えてきた」と答えました。

変化の内容としては、「食べる量が増えた」といった食生活の改善に加え、「勉強に取り組む時間が増えた」「感謝の気持ちを言うようになった」等の様々な波及効果も挙げられました。

以下のような声も寄せられています。

「成長期である今、今まで食べられなかったものがこのグッドごはんを通じて食べられるようになったり、息子自身にプラスになっていて助かっています」


8割の保護者が
「自身の心身の健康状態が改善した」と実感

さらに、同調査で親御さん自身に起きた心身の変化について質問したところ、食生活や家計だけでなく、安心感や希望を得られたという声が多数寄せられました。

また、グッドごはんを利用する親御さん自身に起きた心身の変化について質問したところ、8割を超える回答者が「利用前と比べて心身の健康状態が改善したと思う(とてもそう思う・ややそう思う)」と答えました。


同調査の結果から、グッドごはんを継続的に利用している家庭においてポジティブな変化や影響が起きていることがわかります。

グッドネーバーズ・ジャパンは今後も、皆さまのご支援を大切に活用し、より多くのひとり親家庭に良い変化をもたらすことができるよう、活動を続けてまいります。 どうか、温かい応援をよろしくお願いいたします。


1「ひとり親世帯の収入に関するアンケート」
・実施日程:2024年2月2日~2月18日
・対象者:「グッドごはん」を利用するひとり親家庭等
・回答方法:アンケート回答フォームへの入力(オンライン)
・回答者数:2,391名

2「グッドごはん新規利用登録時アンケート」
・対象者:2024年1月1日~2024年10月31日の期間に「グッドごはん」への新規利用登録を申し込んだひとり親家庭等
・回答方法:アンケート回答フォームへの入力(オンライン)
・回答者数:3,676名

3「グッドごはん利用前後の変化に関するアンケート」
・実施日程:2023年11月6日~12月6日
・対象者:「グッドごはん」を少なくとも3年程度継続的に利用している(2023年10月末時点)ひとり親家庭等
・回答方法:アンケート回答フォームへの入力(オンライン)
・回答者数:131名