子どもの食の貧困・体験の格差是正に取り組む実行団体を採択(休眠預金活用事業)
困窮世帯の子どもたちは、十分な食事をとることや体験活動の機会を得ることが困難な場合があり、適切な支援が求められています。
この状況を受け、グッドネーバーズ・ジャパンは、一般財団法人日本民間公益活動連携機構(所在地:東京都千代田区、理事長:二宮 雅也、英文名:Japan Network for Public Interest Activities、略称:JANPIA)の「2024年度 物価高騰及び子育て対応支援枠<第3回> 休眠預金等活用法に基づく資金分配団体」として、子どもの「食」や「体験」に関する課題を抱えた低所得のひとり親家庭等を支援する団体に対し資金的・非資金的サポートを行い、支援活動の促進を図ってまいります。
この度、有識者で構成された審査委員会による審査を行い、上記課題にかかる支援事業の実行団体として7団体を採択いたしました。
各団体の事業名、助成金額等は以下のとおりです。
※法人格を除いた五十音順
団体名 | 対象地域 | 申請事業名 | 助成予定 金額 |
---|---|---|---|
特定非営利活動法人 空家・空地活用サポートSAGA | 佐賀県佐賀市 | コミュニティフリッジ利用者200世帯の子供の体験格差解消事業 (副題)地域CSO・企業との連携による継続した体験格差解消を目指す | ¥10,728,700 |
NPO法人いるか | 福岡県 | 福岡県における困窮世帯のこどもやひとり親家庭等への食提供及び体験事業 | ¥15,100,000 |
一般社団法人 タウンスペースWAKWAK | 大阪府北部 | 低所得のひとり親家庭をはじめ社会的不利を抱える家庭のSOSを官と民、多セクター連携により発見し支援を届ける事業 | ¥16,264,000 |
一般社団法人 チョイふる | 東京都足立区 | 足立区における分散型フードセーフティーネット拠点の構築事業 (副題)分散型ネットワークで支える子どもたちの未来 | ¥15,456,528 |
特定非営利活動法人 フードバンク北九州ライフアゲイン | 北九州市と その周辺地域 | 子どもの安心安全な居場所づくりにつなぐための食料支援を基盤としたつながりづくり事業 | ¥17,000,000 |
一般社団法人 福岡国際市民協会 | 福岡県 | 福岡県における海外ルーツの子育て家庭を含む低所得家庭の子どもを対象にした食支援および体験活動の提供 | ¥11,189,546 |
特定非営利活動法人 夢職人 | 東京都 | 経済的に困窮する子育て家庭への食と体験の緊急支援事業 | ¥14,261,226 |
各実行団体は、2026年2月までの事業期間を通じ、低所得のひとり親家庭等に向けた支援活動を展開します。
グッドネーバーズ・ジャパンは実行団体に対し、資金的および非資金的支援を伴走型で提供し、共に活動を推進してまいります。これにより、食の貧困や体験の格差に苦しむ子どもへの支援を促進し、ひとり親家庭等の子どもたちを取り巻く環境の改善を目指します。
休眠預金等活用とは
「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律」(休眠預金等活用法)に基づき、2009年1月1日以降の取引から10年以上、その後の取引のない預金等(休眠預金等)を社会課題の解決や民間公益活動の促進のために活用する制度として、2019年度より開始されました。
(参考:JANPIA Webサイト)