グッドごはん活動報告 2024年9月配付
厚生労働省が公表した「2022年国民生活基礎調査」によると、2021年の子どもの貧困率は11.5%と前回調査(2019年)より改善傾向にあるものの、ひとり親世帯の貧困率は44.5%と半数近くが相対的貧困の状態です。グッドネーバーズ・ジャパンは困窮するひとり親世帯に焦点をあて、「ひとり親家庭等医療費助成制度医療証」を持つ家庭を対象に食品を提供しております。生活に欠かせない食を支援することで、ひとり親家庭の親子が困窮する今を乗り切り、子どもたちが自ら未来を切り開ける、その一助となるように支援してまいります。
2024年9月の活動報告
新規登録 世帯数 |
338世帯(首都圏124世帯、近畿107世帯、九州107世帯) |
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配付日・場所 |
43カ所47回(首都圏25カ所27回、近畿12カ所13回、九州6カ所7回) |
配付世帯数 |
4,884世帯(首都圏2,177世帯、近畿1,797世帯、九州910世帯) |
配付世帯の 子どもの 合計人数 |
8,439人(首都圏3,614人、近畿3,134人、九州1,691人) |
累計配付世帯数(のべ)(2017年9月から) |
99,550世帯 |
利用者からの声
9月も、個人の方や企業の方からいただいた食品寄付を多くのひとり親家庭にお渡しすることができました。食品を受け取った利用者の皆さんから、今月もたくさんのコメントが届いています。
・「いつもたくさんの支援ありがとうございます。物価もあがり、生活もやっとですが、グッドごはんの支援を楽しみに1ヶ月頑張って過ごしています。いただいたお品はどれも、大切に感謝しながらいただいております。」
・「この数ヶ月、お米の入手が困難だった時、提供頂いているお米にとても助かりました。厚く御礼申し上げます。」
・「いつもご支援ありがとうございます。物資のみならず、誰かが気にかけてくださるということが本当に有難く、踏みとどまる一因となっています。いつか恩送りをしたい、というのが今のささやかな希望です。」
・「前回、初めて利用させていただきました。食材をいただいた当日に、すぐに夕飯で調理させていただきました。子供達が美味しいと喜んで食べている姿が印象的です。本当にありがとうございました!」
・「毎月の支援ありがとうございます。定番のものしか買わないので、子供と2人で今月は何かな~?と楽しみにしています。食べたことないものやお菓子は、とても興味深く見ています。こういう反応を見ることができるのもうれしいですね。引き続きお世話になりますが、よろしくお願いします。」
担当者より
皆さまの温かいご支援により、9月もたくさんの利用者の方々に、食品をお届けすることができました。日々の生活を圧迫している物価上昇に加え、学用品や季節衣類の購入などで金銭的負担が大きくなるこの時期に、夏休み期間中とは違った苦労が多くなるグッドごはん利用者の方が少なくないようです。
利用者の方々からのメッセージに触れるたびに、ご支援くださる皆さまのお気持ちを微力ながらお届けできていることを実感し、感謝の気持ちでいっぱいになります。お腹はもちろん「心も満たせる」活動を続けてまいりますので、これからもグッドごはんを応援いただきますようお願いいたします。(石川)