チャドのガガ難民キャンプにおいて学校建設
グッドネーバーズは、チャドのガガ難民キャンプにおいて、Daoud Boulet中等学校とKadja小学校の建て直しを行いました。

チャドには、スーダンの西部ダルフール地方の内戦を避けてきた約30万人の難民が居住しており、ガガ難民キャンプではこのうち2万3千人が長期にわたり暮らしています。
難民キャンプ内
には約8千人の学齢期の子ども達がいますが、73ある教室のうち68は、大量の難民が発生した2005年の緊急期に急いで作られたもので、その材料は泥でできたもろいレンガです。これらはすでに建てられてから10年以上が経過し雨季に崩れてしまうなど、生徒の安全のために早急な再建・修繕が求められていました。
これを受け、2017年3月にグッドネーバーズ・チャドはUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)チャドと「持続可能な教育環境を保証する教育設備改修事業に関する合意書」を取り交わし、今回Daoud Boulet中等学校とKadja小学校の再建事業を実施し、9つの教室とトイレ、職員室を建設しました。
無事完成し昨年12月に執り行われた竣工式には、UNHCRの地域代表・郡の長・チャド教育省職員・地域住民など500人余りが参加しました。

崩壊寸前の校舎では、床に座って授業を受けざるを得なかった子ども達もいましたが、今回の建て直しにより、1,400人以上の子どもたちが、安全に勉強できる環境が整いました。
