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2010.01.29 人道支援

ハイチ地震の被害状況報告(1月29日現在)

ハイチの地震被害状況報告書(1月29日)

グッドネーバーズ国際協力チーム

1.死亡者と負傷者

ハイチ大統領は、現在までに死者が17万人を超えたと発表した。アメリカロサンゼルスの小児病院と大学研究チームの統計によると、すべての負傷者数のほぼ半分の11万人程度が子どもだということだ。

2.ハイチの子ども

児童労働の問題が地震のため、さらに深刻になることが懸念されている。早急に対策が必要。

3.国連

これまで募金されたハイチ支援金が 20億ドルに達した事をと明らかにした。国連関係者はハイチ首都ポルトープランスの建物の大部分が被害を受け、全体建物の75%が再建築が必要だと発表した。

4.ポルトープランス空港

空港関係者は救護物資を受け取るすべての団体関係者はポルトープランス航空の統制センターに連絡してスケジュールを調整してあげることを要請。また物品到着後直ちに運搬できる団体だけポルトープランス航空へ救護物資を送るよう要請している。

5.経済

UNDP(国連開発計画)は、地域経済を取り戻すために雇用創出を目的とした “Cash-for-Workプログラム”を行なう計画を発表。
約7千5百人に働き口を提供する予定で、本格的な再建が始まれば、積極的に再建作業に地元住民を参加させ仕事を提供する。

6.通信

ポルトープランスの住民4万3千人にラジオを供給。ラジオ放送を使って救援物資、飲料水や簡単な応急手当などの情報を提供している。

7.衛生

ハイチ政府は現在133ヶ所で水を分配しており、約30万8千人が飲料水の供給を受けている。
ポルトープランス周辺はまだ飲料水の不足に苦しんでいる。携帯トイレなどの衛生設備が緊急に必要。

8.保健

UNICEFは、現在2歳以下の約30万人の児童が、栄養不足の状態に置かれていることを発表。
また、ハイチ保健省との協力の下、下痢や破傷風、はしかの予防対策プログラムを6ヶ月から5歳未満の 60万人の児童を対象に、2月2日から実施する予定。ビタミンAも一緒に投与栄養供給を進める予定。

9.教育

ハイチ厚労省は、地震により、 5000~8000校の学校が被害を受け、80万の児童たちが学校に行けずにいる状況だと発表した。
地震の被害をあまり受けていない地域の学校は、2月からに開校する予定。
ハイチ厚労省は今回の災害を、国全体の教育システムを再構築する機会として、中長期的な教育戦略を策定するための会合を開くとした。

10.国際協力ネットワーク

国連人道問題調整事務所(OCHA)はNGOと国連間、NGOとNGO間の救援活動を共有し、協力の軸を広げるための人道主義の業務統制機関をハイチ事務所へNGO共同チームと構成する計画。

*参考資料:ReliefWeb、UN、BBC News、OCHA Situation Report#14

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