|
ジダ 13才/ ハリム 9才
ジダ(兄13歳)とハリム(妹9歳)の兄妹は、農作業をしながら生活している両親と4人家族。村の掘っ建て小屋で暮らしています。
二人は、グッドネーバーズのアムナバク事業場に通いながら一所懸命勉強しています。
二人ともとも障害があり、ジダは子どもの頃の事故で片足が不自由になり、ハリムは熱病によって目が見えず足にも生障がいがあります。二人にとって最も必要なのは車いすです。
芸術家になりたい妹のハリムと、パソコンのエンジニアになりたいジダは、夢を追いかけて、厳しい環境の中でもがんばっています。
|
|
小児麻痺を抱えた夫婦。子どもの未来が心配…
父親、母親、女の子、男の子の 4人家族 は農村の掘っ建て小屋に住んでいます。
この夫婦は小児麻痺のため足が不自由ですが、それにもかかわらず這って農作業をして 裁縫をしながら、厳しい状況の中でも生計を立てています。
子どもたちのために、生きるための希望を失わずに頑張っていますが、子どもがいつか、自分たちのように障害をもつのでは?という不安と闘っています。
子どもが小児麻痺という恐い病気から離れられるなら、大変な生活でも希望を捨てずに生きていけます。
|
|
ジャネット 14才
ジャネットの両親は事故で亡くなったそうです。
今は叔父さんの家で一緒に暮らしています。
小学校3年のジャネットは誠実で学びへの意志の強い子どもです。
放課後は、他の人が市場で買ってきたものを預かって街角で売り、わずかなお金をもらっています。
子どものときに小児麻痺で足が不自由になりましたが、畑の仕事から食事の準備までこなします。
|
|
小児麻痺は、中枢神経系がポリオウイルスに感染した病気・急性灰白髄炎(ポリオ)の後遺症としておこる麻痺であり、子どもが罹ることが多いためこのように呼ばれています。
チャドのようにワクチンを得にくい国の子どもにとっては、たった一回の危機が人生そのものを変えてしまうほど恐ろしい病気となります。
予防接種を受けていれば失わずに済んだ多くのものを失ったまま、それを運命として受け入れて生きていかざるを得ないのです。
|