ネパール リーナ・ロッカさん 看護師という夢に向かって
リーナ・ロッカさん(17歳)は両親と妹2人、弟1人とラリトプル郡のバディケル地域に住んでいます。彼女の父親は小さな靴屋を営んでいますが、貧しい生活でした。母親には悪性骨腫瘍があり、治療に毎月1万ネパールルピー(約1万2千円)という高い医療費を払わなければなりません。そのため、リーナさんの家族は、基本的な生活を営む余裕がなく、生活必需品にも事欠く暮らしでした。彼女は看護師になりたいと思っていましたが、貧しさゆえに、その夢を諦めていました。
ところが、2009年にグッドネーバーズの支援を受けられることになり、彼女は(中断していた)学業を再開することができました。さらに、医療や福祉サービスも利用できるようになりました。この頃から、彼女の生活は少しずつですが、変わり始めました。
2012年には、高等教育を受けるために必要な中等教育修了試験に合格、2014年には、看護学校の入試に合格して、奨学金も得ることができました。

彼女の「母親の病気を治すために看護師になる」という夢は叶いつつあります。
グッドネーバーズは現在も、奨学金には含まれない教科書代や交通費等、必要な費用を支援しており、リーナさんが、お金のことを心配せず勉強に集中できる環境をサポートしています。
彼女は、「グッドネーバーズが私の人生を変えたように、将来誰かを救いたい」という信念をもち、看護師になるため一生懸命勉強しています。