グッドごはん活動報告 2023年11月配付
厚生労働省が公表した「2022年国民生活基礎調査」によると、2021年の子どもの貧困率は11.5%と前回調査(2019年)より改善傾向にあるものの、ひとり親世帯の貧困率は44.5%と半数近くが相対的貧困の状態です。グッドネーバーズ・ジャパンは困窮するひとり親世帯に焦点をあて、「ひとり親家庭等医療費助成制度医療証」を持つ家庭を対象に食品を提供しております。生活に欠かせない食を支援することで、ひとり親家庭の親子が困窮する今を乗り切り、子どもたちが自ら未来を切り開ける、その一助となるように支援してまいります。
2023年11月の活動報告

・新たに東京都台東区、豊島区、大阪府豊中市、東大阪市、佐賀県佐賀市の配付拠点にて食品配付を開始しました。
・11月は、初めて東京23区全てで配付を実施しました。
新規登録 世帯数 |
308世帯(首都圏134世帯、近畿104世帯、九州70世帯) |
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配付日・場所 |
52カ所58回(首都圏31カ所33回、近畿18カ所20回、九州3カ所5回) |
配付世帯数 |
3,030世帯(首都圏1,569世帯、近畿1,333世帯、九州128世帯) |
配付世帯の 子どもの 合計人数 |
6,105人(首都圏3,006人、近畿2,704人、九州395人) |
累計配付世帯数(のべ)(2017年9月から) | 61,564世帯 |
利用者からの声
11月も、個人の方や企業の方からいただいた食品寄付を多くのひとり親家庭にお渡しすることができました。食品を受け取った利用者の皆さんから、今月もたくさんのコメントが届いています。


・「お米は本当に助かっています。それ以外にもパスタソースなどの和えるだけの調味料やすぐに食べられる調理済み食品は、仕事をしていていつも時間が足りないと思っているので、夕飯の準備に大変助かります。冷凍のお肉やお魚などの食材があると調理法を検索したりして、いつもと違う料理をしてみるきっかけになったりしています。
子どももお菓子などをいただけると嬉しくて、宿題などをするのに意欲になっています。本当にありがとうございます。」
・「いつも笑顔で迎えてくれて 帰りはお気をつけて~と声を掛けて下さり申し訳ない気持ちで出向いているので涙が出る思いです。感謝してもしきれません。」
・「今月は子供の冬休みがあるのでとても助かります。今年から利用し始めましたが、どれも美味しいものばかりでした。改めて本当にありがとうございました。食品だけではなく、生活用品まで必ず一つは受け取れたことにも大変驚きました。グッドごはんの心遣いに感動と感謝の気持ちでいっぱいです。」
・「前回初めて利用させていただき、大変有難く感じました。スタッフの方々もとても優しく、日々切羽詰まっている心が少し解されました、ありがとうございます。」
・「いつもご支援をありがとうございます!この様な形でも、沢山の方の支えがあると感じられ、ひとりじゃないんだと励まされます。」
・「毎月とても助かっています。お米やパンは必ず食べるので嬉しいです。また、子供が留守番の時に電子レンジで調理できるものは簡単だし火を使わないので安心でき、重宝しています。」
担当者より
初めまして、九州スタッフの中村です。
11月は、九州で約130世帯のひとり親家庭へ食品を配付することができました。また日々、佐賀倉庫にも、全国から食品寄付が届いております。本当にありがとうございます。九州の配付では、小さいお子さんと一緒に食品を受取りに来られる方が多く、子どもたちがその場で袋を開けて、食品を見ながら「うわぁ~こんなに食べられるの?」「このお菓子もらっていいの?」とわくわくした笑顔で、嬉しそうに話してくれます。そんな子どもたちのキラキラしている笑顔を見ていると、その場にいる利用者さんやスタッフも、自然と笑顔になります。そんな笑顔の輪を、これからも多くの方へ繋いでいけるように、スタッフ一同、精一杯活動を行っていきたいと思っております。引き続き、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。(中村)