グッドごはん活動報告 2023年4月配付
厚生労働省が2020年に公表した「2019年国民生活基礎調査」によると、2018年度の子どもの貧困率は14.0% (新基準)にものぼり、ひとり親世帯の貧困率は48.3%(新基準)で、約半数が相対的貧困の状態です。グッドネーバーズ・ジャパンはまずこのひとり親世帯へ焦点をあて、「ひとり親家庭等医療費助成制度医療証」を持つ家庭を対象に食品を提供しております。本事業を通し、生活に困難を抱える家庭が安定し自立した生活を送ることができる、その一助となるように支援してまいります。
2023年4月の活動報告
・新たに足立区、目黒区の配付拠点にて食品配付を開始しました。
新規登録 世帯数 |
210世帯(東京126世帯、大阪84世帯) |
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配付日・場所 | 34箇所38回(東京21箇所23回、大阪13箇所15回) |
配付世帯数 | 2,131世帯(東京1,168世帯、大阪963世帯) |
配付世帯の 子どもの 合計人数 |
4,196人(東京2,244人、大阪1,952人) |
累計配付世帯数(のべ)(2017年9月から) | 43,572世帯 |
利用者からの声
4月も、個人の方や企業の方からいただいた食品寄付を多くのひとり親家庭の方にお渡しすることができました。利用者の方から、今月もたくさんのコメントが届いています。
・「先月、初めて利用させていただきました。思っていたよりたくさんの食品をいただき、特にお米は食べ盛りの子供たちがいるので、たいへん助かりました。今後もぜひ利用させていただきたいと思います。」
・「ご支援をしてくださりありがとうございます。お陰様で、食費を少なくする事ができた為、先日、子供に大きいサイズの体操着を購入してあげる事ができました。本当に助かっております。」
・「毎回とっても助かっています。ふだんお菓子を買ってあげる余裕がないので色々な食材が頂けて子供達がとても喜んでいますし楽しみにしています。会社の近くに受け取り先が設置されたので私が取りに行きやすくなりました。今まではバスを乗り継いで子供に取りに行ってもらう事もあったので助かります。」
・「子供たちの年齢が上がるにつれて教育費の負担が増え、食費を削る場面が増えています。その為、とても助かっています。いつもありがとうございます」
・「いつもグッドごはんに関わって頂いている全ての皆様に大変感謝しております。皆様からの温かいご支援のお陰で、何とか暮らせております。有り難い事に、我が子は育ち盛りでよく食べてくれますので、ご支援で本当に助けられております。美味そうにごはんを食べる子どもの笑顔には私自身が元気をもらえています。その笑顔を皆様のご支援のお陰で守れている事に本当に感謝しかございません。」
・「いつも、沢山の食材を頂きまして、ありがとうございます。高校生の息子は、食材を頂いた夜は一緒になって、袋から出し、喜んでいます。まだ、暫くの間、お世話になると思いますので、これからも、宜しくお願いします。」
担当者より
4月は、新学期ということで、お子さまの進級に伴い、その準備にお金がかかるという声をたくさん聞きました。そのような中、皆さまからの温かいご支援をいただき、たくさんのご家庭に食品をお渡しすることができました。ありがとうございました。
4月は、東京では2箇所の食品配付場所が新たに加わりました。一世帯でも多くのご家庭に届けられるように、また、支援を届けやすい環境をつくれるように、これからも職員一同努めて参ります。引き続きグッドごはんへのご協力をよろしくお願いいたします。(緒方)