グッドごはん活動報告 2021年8月配付
厚生労働省が2020年に公表した「2019年国民生活基礎調査」によると、2018年度の子どもの貧困率は14.0% (新基準)にものぼり、ひとり親世帯の子どもの貧困率は48.3%(新基準)で、約2人にひとりが相対的貧困の状態です。グッドネーバーズ・ジャパンはまずこのひとり親世帯へ焦点をあて、「ひとり親家庭等医療費助成制度医療証」を持つ家庭を対象に食品を提供しております。本事業を通し、生活に困難を抱える家庭が安定し自立した生活を送ることができる、その一助となるように支援してまいります。
2021年8月の配付報告
配付期間 | 8月中旬~下旬 |
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配付世帯数 | 954世帯(東京557世帯、大阪397世帯) |
配付世帯の 子どもの 合計人数 |
1,708人(東京980人、大阪728人) |
累計配付世帯数(のべ)(2017年9月から) | 15,765世帯 |
利用者からの声
8月は緊急事態宣言の発令により、配送にて食品を配付いたしました。グッドごはん利用者の方々から、夏休みの、お子様の給食がない期間に食品を受け取れることへの喜びのコメントが多く届いています。
・「夏休みは給食がないのでたいへん助かります。ありがとうございます。」
・「最近、我が家では普通のふりかけを炊いたご飯いっぱいに混ぜておにぎりにするのがブームです。(釜の中のご飯いっぱいにです。) 毎日家にいますがみんなでおにぎりを作ったりして夏休みを楽しんでいます。」
・「外食ができずおうちご飯がほとんどなので、夏休みなのもあり食材の配布は本当に助かり感謝の気持ちしかありません。」
・「毎回無償で頂いて本当に助かってます。ありがとうございます。よく食べる小6の男の子がいるのでありがたいです💦」
・「毎月沢山の食料を支援して頂いて荷物を受けとる度に子供達がとても喜んでいてありがとうございました」
・「買い物に行くことすら大変なほど今年の夏は暑いです。 子どもに歩かせることも心配でしたがグッドごはんからいただく お米のおかげで一息つくことができました。」
担当者より
多くのひとり親の方々にとって、夏休み期間の昼食の用意は大きな負担となります。収入源確保のために非正規労働を掛け持ちしていたり、体調不良で療養していたりするひとり親の方は少なくありません。そこへ、給食で補われていた1食分の手間や食費が増えると、大きな負荷がかかります。約1カ月半にも及ぶ生活への圧迫が、常に不安定な日々を過ごす方々に精神的な抑圧を与えることは想像に難くありません。
グッドネーバーズ・ジャパンは今後も、度々不安に駆られるひとり親の皆さんに少しでも寄り添えるよう活動を続けていきますので、何卒ご支援とご協力のほどよろしくお願いいたします。(種村)