故パク・ヨンハ広報大使の命日によせて
2010年6月30日の、韓国人俳優パク・ヨンハさんとの突然の別れから5年が経とうとしています。
パク・ヨンハさんは、グッドネーバーズの広報大使として、アフリカ、チャド共和国の過酷な自然環境の中、ボランティアに取り組み、
村で初めての小学校「ヨナスクール」建設のきっかけを作りました。
現在、ヨナスクールには582人(内70人は幼稚園児)の子ども達が通っています(2015年6月時点)。
2014年にはヨナスクールから初めての卒業生が巣立ちました。
さらに日本のサポーター様のご寄付で、2014年11月、ヨナスクールから7キロほど離れたところにある NALA村に新しい小学校『ナラスクール』が開校しました。ヨナスクールに歩いて通うのは難しい距離に住む1-2年生のために作られた、 いわばヨナスクールの分校です。二つの教室と職員室、トイレ、定員は170名の小さな生徒達の小さな学校ですが、限りない未来が詰まっています。
「ヨンハは子ども達が食べること、着ることを支援するのも大事だけど、教育を受けて自立できるように 手伝うのが第一だと言っていました。」 (2015年にヨナスクールを訪れた、故パク・ヨンハ広報大使の姉、パク・ヘヨンさん)
ヨナスクールをきっかけとして、グッドネーバーズはチャドの他の地域、さらにはチャド以外の国でも小学校建設を進めています。 このプロジェクトは「HOPE SCHOOL」と名付けられ、教育を必要とする多くの子ども達の希望となっています。
『一人でも多くの世界中の子ども達に「教育」を。』それは、パク・ヨンハさんの願いであると私たちは信じています。 改めて哀悼の意と感謝を捧げるとともに、世界中の子ども達が教育を受けられるように各国での活動を続けていきたいと思います。
特定非営利活動法人グッドネーバーズ・ジャパン スタッフ一同
チャドに支援の輪を広げて下さい
この希望の学校がもっと広がりますように。どうぞ皆様の継続的なご支援をお願い致します。 今後のヨナスクールの運営はもちろんの事、ヨナスクールのあるファシャアテレ地域及びその他の地域でも支援が必要とされています。
世界中のすべての子ども達が、教育を受ける権利、健康に成長する権利、生きる権利を持っています。 これは、1989年に国連で採択された国際条約でも定められています。なのに、なぜチャドの子ども達は苦しまなければいけないのでしょうか? なぜ学校に行けないのでしょうか?なぜ5歳の誕生日すら迎えられず命を落とす子どもがいるのでしょうか?
グッドネーバーズ・ジャパンは、チャドを一緒に支援して下さるサポーターを募集しています。