中国雲南省地震緊急支援2014 支援対象地の八宝村について
支援対象となる雲南省昭通市魯甸(ろでん)県八宝村にはおよそ1100世帯が住んでいましたが、今回の地震でほとんどの世帯が被害に遭ったと報告されています。
地震発生から50時間後に瓦礫の下から救助された88歳の女性のニュースは、日本でも大きく報道されました。彼女もこの八宝村の住民で、この一帯は土砂崩れの影響で道がふさがれ、政府の支援も十分に届いていない状況でした。

八宝村の様子


土砂崩れでふさがれた道路

迂回路ではトラックが渋滞
特に、8月3日の地震により土砂崩れに巻き込まれた320世帯は家が全壊し、現在は山のふもとにある避難所に移りテント生活を余儀なくされています。多くの家庭が山椒の栽培で生計を立てていましたが、再開の目途は立っておらず、すぐに家を建て直すほどの経済的余裕もありません。

グッドネーバーズ・ジャパンはこの320世帯に加え、同様に深刻な被害を受けている10世帯を対象に食糧や生活用品の配布を実施します。