世界中の子ども達に笑顔を。途上国の子どもの教育支援・緊急支援を行う国際NGOグッドネーバーズ・ジャパン

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バングラデシュ

グッドネーバーズの活動する国 バングラデシュ

バングラデシュの子どもたち
世界有数の大きな河川の下流地域にあるバングラデシュは、毎年雨期になると国土の70%が浸水するほどの洪水と度重なる台風により、多くの人命が奪われています。
北海道の約1.7倍の広さの国土に、約1億5,250万人(2013年バングラデシュ統計局)が住んでおり、人口密度は世界第1位。急激な人口爆発が貧困問題の一因となっています。

プロジェクト概要

グッドネーバーズは、バングラデシュの14の地域にて教育支援や医療・保健支援、託児所や職業訓練センターの運営など様々な地域開発事業を実施しています。

グッドネーバーズのCDP

※ CDPとは:(Community Development Project)グッドネーバーズが実施する地域開発プロジェクトです

バングラデシュの活動地域

映像紹介

この動画では、バングラデシュの首都ダッカにあるスラム街のミルプール、北部へ車で3時間ほどのシラズコンジ、西部へ車で3時間ほどのドハールの各地域から、グッドネーバーズが運営する幼稚園や小学校の様子、子どもの家の様子、子どもの両親へのインタビューや職業訓練センターの様子を紹介しています。

バングラデシュの子どもの事例

早婚から解放されたカビタちゃん

カビタちゃん(12歳)はバングラデシュ北部のある農村に住んでいます。この村は深刻な貧困問題を抱え、識字率も低く、古い慣習も残っています。
ある日学校から帰って来たカビタちゃんは、彼女の知らないところで結婚の話が進んでおり、その相手が今から家に来ると聞かされました。

「小学校を卒業するのを楽しみにしていたのに、もう学校に行けなくなるなんて信じられませんでした。」(カビタちゃん)

彼女の学校には子どもの権利のプラットフォームになる子どもの議会があり、彼女は早婚の防止や出生届を出すことを推し進めるグッドネーバーズのキャンペーンに参加していたため、結婚の件を先生に相談しました。
すると先生とグッドネーバーズのスタッフが家を訪ね、結婚の話を取りやめるよう両親を説得しました。
「カビタは結婚したくないと言っていたのを無視していました。しかし先生が来て、早婚が違法で子どもの結婚のためにもっと準備が必要ということがわかりました。」(カビタちゃんの父親)

カビタちゃんの早すぎる結婚は中止され、学校に通いつづけることができました。この結果は彼女の友達にも早婚の被害者にならないよう勇気づけることにもなりました。
早婚から解放されたカビタちゃん
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