【グッドごはん】 夏休み “子どもの食を守る”支援プロジェクト

グッドネーバーズ・ジャパンは、フードバンク事業「グッドごはん」を通じて、困窮するひとり親家庭に毎月食品を無償で配付しています。
学校給食がなくなる長期休み期間は、家庭での食費負担が増えるなど、出費がかさむ傾向があり、低所得のひとり親家庭においては普段以上の困窮が懸念されます。今年の夏は、お米を始めとする食品価格の高騰が、この状況に追い打ちをかけています。
この夏、「グッドごはん」では、価格が高騰しているお米や、学校給食のない期間に特に必要とされる食品を、対象全世帯に配付したいと考えています。
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給食のない長期休み、深刻化する食の困難
「子供が気を使って食べる量を減らしている」
食事回数・量が減る子どもが増加、栄養面の心配も
当団体が2025年6月にグッドごはん利用者へ行った調査*から、長期休み中、低所得のひとり親家庭が深刻な食の困難を抱える実態が見えてきました。
・子どもの食事回数の減少
長期休み中、「1日2食以下」の子どもが約2.5倍に増加
・子どもの食事の栄養バランス悪化
回答者の約9割 「長期休み中、子どもの食事の栄養バランスが悪くなる」
・経済的・時間的貧困の影響
子どもの食事回数・栄養バランス悪化は「経済的理由」約4割、「時間的理由」約3割

*「子どもの学校の長期休み期間中におけるひとり親家庭の暮らしの状況に関するアンケート」 詳細はこちら
グッドごはん利用者からは悲痛な声が多く寄せられています。
「給食がないので食費に余裕がなくなり生活が逼迫します。そのため、食事の回数や量を減らさざるをえません。体力をつけなければならない夏に痩せるのは辛いです。」
「学校で食べられる魚、野菜などが減ってしまいます。長期休みは生活リズムの乱れもありますが、子供も気を使って食べる量を減らしているように思います。」
お米の価格が高騰、さらなる打撃
「次にどのくらいの量を購入できるか見通しが立たない」
お米の小売価格が以前の2倍ほどになったことで、多くの家庭の食卓が影響を受けています。先述のアンケート調査では、お米の価格高騰を受け、この夏は「米以外の主食で代用する」「自分が食べる米の量が減る」と予想する回答者が多数見られました(複数回答)。
アンケート回答者の声からは、深刻な状況が窺えます。
「私がお米を食べるのは、子どもが食べた後に余った時だけ。 お粥や雑炊にしてかさましをしています。これ以上お米の値段が上がったら、本当に困ります」
次にどのくらいの量を購入できるか見通しが立たず、炊く量を減らしています。子どもたちは遠慮しているのか「そんなに食べなくても大丈夫だよ」と言うようになりました

【夏休み支援プロジェクト】お米と生鮮食品を含む食品をひとり親家庭に
物価高騰と給食のない長期休みが重なるこの夏、グッドごはんでは4つの柱を軸とした取り組みで、ひとり親家庭の食卓を支えたいと考えています。

- “お米”|対象全世帯にお米2 kgを配付
価格高騰の影響で調達が難しくなっているお米を、すべての対象家庭に必ずお届けします。全世帯に2kgのお米を配付するためには月あたり12トン近くのお米が必要となります。子どもの成長に欠かせない主食を安定的に届けることは、今夏の最重要課題です。 - ”栄養バランス” |給食のない期間の栄養をサポート
給食のない夏休み、十分な栄養がとれない恐れのある子どもや保護者を支えるため、家庭での購入が難しい肉類や野菜等、栄養面を考慮した食品をお届けします。 - “すぐ食”|忙しさをサポートするレトルト食品も
「長期休み中の子どもの食事の回数が減る理由」として経済的困難に次いで多く挙げられるのが、「時間に余裕がない」という問題です。そこで、温めるだけですぐに食べられるレトルト食品等もできる限り配付内容に含められるよう努めます。 - ”季節感”|家族団らんと季節感を意識した配付内容
ただ空腹を満たすだけでなく、家族で食卓を囲むきっかけとなるような、夏の旬の野菜や果物を入れた配付セットを計画しています。

支援ニーズが急増、食品確保が急務
2025年6月の「グッドごはん」での食品配付世帯数は、前月比約350世帯増・過去最多の5,654世帯となりました。背景には、長引く物価上昇の中、食卓に欠かせないお米の価格が高騰していることなどから、家計がより厳しくなり支援を必要とするご家庭が増えている状況が推察されます。
一方、物価上昇の影響や、企業による食品ロス削減の推進なども相まって、全国各地のフードバンクで食品寄付が減少している状況がみられます(詳しくはこちら)。「グッドごはん」も同様に食品寄付の減少という課題に直面しており、「グッドごはん」の支援を必要とするすべての家庭へ確実に食品を届けるためにより一層の努力が求められています。
ご支援のお願い(企業・団体さま/個人さま)
グッドネーバーズ・ジャパンはこの夏、支援を必要とするすべての家庭に食品を届けるべく、全力を尽くします。
より多くのひとり親家庭が安心して食卓を囲めるよう、どうか、ご支援・ご協力をお願いいたします。
【スポンサー企業さま 募集中】
夏休み、危機的状況に置かれる子どもたちのために、食品をご寄付くださるスポンサー企業さまを募集しております。特にこのような食品のご支援をお願いしています。
- 【すぐ食】
忙しい日や子どもだけの時でも、比較的安全に調理できるレトルト食品など調理の必要がない、作り置きできる料理を含めています。 - 【栄養バランス】
学校給食がなくなることで特に食べる量が減ってしまう「肉類」や「魚」、「野菜類」「果物」「乳製品」などをバランス良く含めています。 - 【季節感】
季節の訪れや、時期ごとの食文化を感じられるような食品や、調味料。「そうめん」「麵つゆ」「氷菓(アイスクリーム)」など。
ぜひお問い合わせください。
【お問い合わせ先 】
認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン (食品寄付担当)
ggfr@gnjp.org
0120-916-010(平日10:00~17:00) 音声ガイダンス「食品支援グッドごはん」まで
【個人寄付 募集中(個人で食品寄付いただける方はこちら)】
スポンサー企業・団体様一覧(夏休み “子どもの食を守る”支援プロジェクト)
「夏休み “子どもの食を守る”支援プロジェクト」実施にあたり、下記の企業さま、団体さまより食品ご寄付(ご寄付のお申し出を含む)を頂いています。心より感謝申し上げます。
※2025年8月31日までご寄付分を掲載
※敬称略・五十音順
- あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 福岡支店久留米支社
- 株式会社青山財産ネットワークス
- アクセンチュア株式会社
- アリスタ フードソリューションズ ジャパン株式会社
- MUSビジネスサービス株式会社
- 大阪ガス株式会社
- 株式会社ケーエスケー
- 株式会社コルノマカロニー
- サントリーホールディングス株式会社
- 株式会社GSI
- JPモルガン・チェース
- シティ・ジャパン
- 株式会社ジャムオブワンダー
- ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社(DWS)
- 日本生命保険相互会社 福岡支店久留米支社
- 日本調剤株式会社
- 株式会社乃村工藝社
- 株式会社パソナグループ
- バリラジャパン株式会社
- BNPバリパ・グループ
- 株式会社ピエトロ
- 農業法人 株式会社プランクトス
- ベル食品工業株式会社
- 三井住友トラストグループ
- 株式会社三井不動産ホテルマネジメント 三井ガーデンホテル日本橋プレミア
- 医療法人社団 澄鈴会 箕面神経サナトリウム
- 森永乳業株式会社
- UPS




