グッドごはん活動報告 2025年3月配付
厚生労働省が公表した「2022年国民生活基礎調査」によると、2021年の子どもの貧困率は11.5%と前回調査(2019年)より改善傾向にあるものの、ひとり親世帯の貧困率は44.5%と半数近くが相対的貧困の状態です。グッドネーバーズ・ジャパンは困窮するひとり親世帯に焦点をあて、「ひとり親家庭等医療費助成制度医療証」を持つ家庭を対象に食品を提供しております。生活に欠かせない食を支援することで、ひとり親家庭の親子が困窮する今を乗り切り、子どもたちが自ら未来を切り開ける、その一助となるように支援してまいります。
2025年3月の活動報告

・近畿・九州でのグッドごはんボランティア募集に関する記事が、メディアに掲載されました。
・グッドごはん利用者へ行った収入・暮らしの状況に関するアンケート調査結果が、メディアに掲載されました。
・渋谷拠点にて「目白大学」ゼミ生主催の親子参加イベント(スノードーム作り)を開催しました。
新規登録 世帯数 |
336世帯(首都圏168世帯、近畿114世帯、九州54世帯) |
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配付日・場所 |
40カ所44回(首都圏22カ所23回、近畿12カ所13回、九州6カ所8回) |
配付世帯数 |
5,149世帯(首都圏2,227世帯、近畿1,955世帯、九州967世帯) |
配付世帯の 子どもの 合計人数 |
8,773人(首都圏3,623人、近畿3,442人、九州1,708人) |
累計配付世帯数(のべ)(2017年9月から) |
129,203世帯 |
利用者からの声
3月も、個人の方や企業の方からいただいた食品寄付を多くのひとり親家庭にお渡しすることができました。食品を受け取った利用者の皆さんから、今月もたくさんのコメントが届いています。


・「物価高騰でスーパーに行っても買いたいものが買うことができない中、お米や食料を支援していただき家計の助けになっております。子供たちの喜ぶ顔が増えて私も嬉しいです。いつも本当にありがとうございます。」
・「毎回とても助かっており、そして子どもたちとわくわくしながら袋を開ける時間が本当に幸せです。食べ物があるという安心感は絶大です。」
・「日々のご尽力に感謝しております。おかげさまでこの春より高校に進学いたします。本年度も引き続きよろしくお願いいたします。」
・「いつもご支援ありがとうございます。物価高騰でもお給料は上がらず生活がどんどん困難になる中、みなさんの支援にとても励まされています。今後ともよろしくお願い致します。」
・「子育てはとても楽しいものですが、やはり金銭的な負担が大きく、自分だけでなく子どもに我慢を強いることも多く、罪悪感や絶望感を感じる時もあります。そんな日々の中で、困っている時に助けてくれる人がいるということが、精神的な支えになっています。子どもに、支援は皆さんの善意であることを伝えると、自分が成長したら、今度は困っている人を助ける側の人になりたいと話していました。皆様の温かいご支援に感謝し、子どもと穏やかに過ごせる毎日を大切に過ごしていきたいと思います。本当にありがとうございました。」
担当者より
いつも温かいご支援をいただき、ありがとうございます。3月も皆さまのご支援のおかげで、多くのひとり親家庭に必要な食品を届けることができました。
お米や食品の価格が上昇し続けている今、支援の重要性を改めて実感しております。このグッドごはんが子どもたちの希望や未来につながることを願い、スタッフ一同ボランティアの皆さんと協力し、皆さまからのご支援をより多くのひとり親家庭に届けられるよう活動を続けてまいります。今後とも引き続きご支援・ご協力よろしくお願いいたします。(目黒)