インドネシア、津波の被害と支援状況
インドネシアスマトラ島沖のムンタワイ諸島で、2010年10月25日の夜に発生したマグニチュード(M)7.7の地震による津波の死者は400名を超えました。また、ジャワ島中部ではムラピ山噴火が相次いで起こりました。
グッドネーバーズは、現地事務所が中心となり、津波と噴火の両被災地において緊急支援を行っています。
津波の緊急支援
グッドネーバーズ・インドネシアは29日に被害状況調査のためスタッフ二人を派遣し、約14時間の船旅の末、北パガイ島に到着しました。
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避難所の子ども達(撮影:グッドネーバーズ・インドネシア)
11月2日には、島に最も近いGN事務所のあるパダンで、500世帯に配布する日用品(石鹸、歯ブラシ、シャンプー、生理用ナプキン、毛布、タオル)などを準備し、軍の船に積みました。
しかし、島付近では大雨と高波が続いて、他の支援に向かった船が転覆し、何人か亡くなるという事故もおこるなど、危険な状況であるため、天候が落ち着くのを待ち、島へ向かいます。
ムラピ山噴火の緊急支援
11月1日には、181世帯700人を対象に食糧、薬、毛布、マスク、おむつ(赤ちゃん用とお年寄り用)、学校用文房具を配布しました。 緊急支援物資の配布は、15人の地元住民達が手伝ってくれました。
配布した物資
●米:1トン ●インスタント麺:100箱 ●卵:105 kg ●塩:5 kg ●マスク:700枚 ●ミネラルウォーター:1,728L ●牛乳(子ども対象):30L ●毛布:151枚 ●赤ちゃん用おむつ:10袋 ●お年寄り用おむつ:10袋 ●学用品(本:100冊、ペン:200本、鉛筆:120本、鉛筆削り4つ、消しゴム100個)