エチオピア 狭い“巣”での生活
ベタレヘム・アドマスちゃん

私は幸運な子どもの一人になることができたわ。役所の人たちがグッドネーバーズ・エチオピアのメルカム子どもセンターを紹介してくれたから。
お父さんが亡くなった後、私の家族は親戚の家に移ることになって、そこで私はお母さんと4歳の妹と一緒に住んでいるの。でも、そこでは歓迎されていなくて、お荷物のように扱われているわ。
親戚家族は私たちに住む場所として台所をくれたの。でも古くて埃まみれで、それに雨漏りもひどいの。だから私はこれを台所って呼んでいいのかはわからないわ。雨季には鳥や虫たちの巣になったりもするし。ここにいるのは大変。
でも、グッドネーバーズ・エチオピアのスタッフが来た時、彼らはこんな私たちの家にも気にすることなく入ってくれたの。だから彼らは私の本当の友達なんだって感じたの。
彼らのおかげで私はとても変わったわ。前は教室で笑ったり誰かに話しかけたりできなかったの。いつも自分の悲惨な生活のことが頭にあったから。
でもここで、演劇をしたり、歌ったり、スポーツをしたり、社会のことを勉強したりして、友達と楽しく過ごせるようになったし、希望も持てるようになったの。
将来は、今私がしてもらっているみたいに、困っている人たちを助けることができたらいいな。だって困っている人たちを助けたいって熱心に思っている人たちに私は助けてもらっていんだから。
