マラウイ洪水緊急支援 556世帯に食料や生活用品を配布
マラウイ共和国では、2015年1月初旬からの大雨が数週間続き、大規模な洪水が発生しました。これにより106人が死亡し、災害から3か月以上が経過した今でも未だ16万2千人以上の人々が避難生活を強いられています。 (Department of Disaster Management Affairs (DoDMA) of Malawi:マラウイ災害局 3月31日時点)。
災害から時間が経ってはいるものの、あまりに被害が甚大であるために未だ多くの避難民がいること、また支援が行き届いていない地域があることを受けて、グッドネーバーズ・ジャパンは4月26日よりスタッフ二名を被災地に派遣しました。政府から支援の要請があったパロンベ地区において、被災者の中でも特に脆弱な世帯に、最優先のニーズとして挙げられている日用品および1か月分の食糧を配布する予定です。
この緊急支援事業には、皆様のご協力が必要です。いただいたご寄付は、緊急支援物資の調達、配布、モニタリング、及び被災者のサポートのために使わせていただきます。 どうぞ募金にご協力お願い致します。
※マラウイ洪水緊急支援募金の受付は終了いたしました。ご協力ありがとうございました。 ※グッドネーバーズ・ジャパンは認定NPO法人です。ご寄付は寄付金控除の対象となります。
※本事業はジャパン・プラットフォームの助成によって実施されています。
5月23日から25日にかけ、洪水で被災した世帯への物資配布が完了しました。
南部州パロンべの556世帯に食糧と石鹸や調理器具・蚊帳などの生活用品、そして家の再建に必要なビニールシートなどを配布しました。
主食のトウモロコシが入った袋は50kgもありますが、赤ちゃんをおぶったお母さんや高齢の方も、頭にのせて運んでいました。自転車を近所で借りて来ている世帯が多いようでした。
後日、グッドネーバーズ・ジャパンのスタッフがいくつかの世帯を訪問したところ、洪水で家や家財を流されたり、主食のトウモロコシが不作だった家庭が多かったため、配布した調理器具や食料が特に重宝されていました。
現地は日中は厳しい暑さが続きますが、朝晩は息が白くなるほど冷え込みます。各世帯に2枚ずつ配った厚手の毛布も早速使われていました。