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特定非営利活動法人グッドネーバーズ・ジャパン
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2010.01.17

ハイチ地震の被害状況報告(1月17日現在)

ハイチの地震被害状況報告書(1月17日)

グッドネーバーズ国際協力チーム

1.死亡者数

死亡者集計は機関別に差がある。
Pan American Health Organization(汎米保健機関)の集計では5万~10万人余り、ハイチ政府は十万人余りが死亡したと推定、2万5千余りの遺体を埋葬したと発表した。

2.難民発生

ポルトープランスの難民が飲料水、食糧、医薬品を求めてハイチ北部都市および隣接したドミニカ共和国へ避難している。

3.治安状況

ポルトープランス市内商店街で約千人余りが加担した騒乱が観察されたが国連関係者によれば 治安状況は 現在 全般的に冷静な状態である。

4.ハイチへのアクセス

空港、港、陸路全て、未だ接近が難しい状態である。

5.難民保護施設

国連によれば、首都の建物の半分以上が崩壊、損傷した見られて避難民は市内の空地に散らばって仮住居を作って生活している。臨時保護施設およびテント、蚊帳などが緊急に必要。

6.飲料水

ハイチは地震前ですら、清潔な飲用水を入手できるのは全国民の半分程度だった。
現在残っている水道水の供給がほとんど中断された状態で、支援団体がペットボトルの水および浄水薬品を配っているが、まだ大多数が飲料水を得られない。
赤十字によると飲料水不足により病院が困難を示している。
ドミニカ共和国から飲料水および浄水装備を持ってきていて停泊中の米航空母艦に搭載された浄水施設を通じて飲料水を供給しているが非常に不足した状況である。

7.食糧

首都市内15拠点で高カロリービスケットおよびインスタント食糧配布中である。
世界食糧計画(WFP)は現在まで1万3千人余りに食糧支援を実施したが3百万の難民を支援するにはまだ足りない。

8.遺体の埋葬

遺体の埋葬が緊急救護の主要懸案にあがっている。
数千体の遺体が道路や病院付近に積み重なっていて、さらに多くの遺体が建物の下に埋まっている。
現在まで数万人の遺体が共同埋葬された。

9.救助活動

現在26の国際捜索救助隊が活動中。

10.医療支援

現地医療施設が不足し、ケガ人をヘリコプターで隣国病院へ護送している。
国境なき医師団関連記事によれば、現在までポルトープランスで1千5百人余りの患者を治療。首都の3つの医療施設が崩壊したため簡易テントを設置して活動中で、怪我人の感染症による死亡が懸念されている。
来週には米海軍の医療船舶がハイチに到着する予定である。
また、ロシア、イスラエル、コロンビア、ヨルダン、ブラジルの簡易医療施設が設置された。

11.他地域被害

震源地のLeogane地域(ポルトープランス西側19km)の被害やはり深刻な状況である。
UN報告によれば建物の90%が被災したとし、現地軍当局は2万~3万人余りの死亡者を推定している。

*参考資料:ReliefWeb、UN OCHA – Situation Report、BBC News、CIA