イ・ジュンギさんとキム・ハヌルさん、インドネシアでボランティア活動 (2/2)
豊かな天然資源で観光客を魅了する世界最大の島国である一方、未だに多くの人々が貧困に苦しむ国インドネシア。二人は首都ジャカルタに隣接するタナーメラー(Tanah Merah)村に70歳の祖母と住むデーマスくん(Dimas,7歳,男子)とプトリちゃん(Putri,11歳,女子)、ビキくん(Viky,9歳,男子)に会いに来た。間もなく撤去されるという兄妹の家の天井には無数の穴。お米を分けてもらうこともあるが、1日1食がほとんど。街で拾ったケチャップをご飯にかけて食べるのがやっとだ。
そんな彼らをはじめ村の子どもたちを目の当たりした二人。繊細さ溢れるイ・ジュンギさんと陽気なキム・ハヌルさん二人の韓国スターは早速、家の補修に取り掛かったかと思えば、ジャカルタのマーケットで3兄妹と一緒に食材を買って焼きそばを振舞う。祖母のゴミ拾いに付き添う途中で、穴だらけのジーンズをからかわれていた彼らに心痛めたキム・ハヌルさんは新しいジーンズを縫った。村の子どもたちの伸びきった髪をカットすることも。すっかり打ち解けた翌日は、学校で開催された即席運動会で大はしゃぎ。
最後に二人は、彼らに賛同したファンクラブが集めた募金(約750万ウォン―45万円)をもとに、PC10台を備えたコンピュータ教室と2台のバスケットボールゴールポストを贈ることにした。こんなお兄さんとお姉さんを友達に持った3人、いつもは肩身の狭い思いを抱えていた心が少し和らいだ。特別な時間はもっとあった。キャンプやサファリに行ったり、白内障の祖母の診察を助けたり。
このような日々は二人のスターの心にも多くを刻むことになった。
キム・ハヌルさんは言う。「厳しい環境の中にも子ども達の澄んだ瞳に夢と希望を感じることができました。短い間でしたが、貴重な思い出としてきっと私の心に残りますし、彼らの心の中にも生き続けてくれたらいいですね。今後もこういう子ども達の為にできることを続けていきたいです。」
一方、イ・ジュンギさんは、彼のブログ上で自身が撮影した写真を公開しつつ「子ども達を助けるつもりが、逆に彼らから多くの事を学ばせてもらったひとときでした。この地球上の貧困に苦しむ子ども達が夢と希望を持てるよう、このようなボランティアは続けていくつもりです。」と述べている。
今回のボランティア活動に同行した国際協力NGOグッドネーバーズ関係者は「お二人とも精一杯子どもたちのために尽くしてくれました。最後の日は、別れを悲しむ子ども達がゴミを材料に一生懸命ボールを作って渡していました。みんな涙が溢れていました。」と語る。
イ・ジュンギさんとキム・ハヌルさんの子どもたちへの思いやグッドネーバーズを通したボランティア活動は、貧困の中で生きる子どもたちの生活環境改善に寄与しています。