子どもの食の貧困・体験の格差是正に向けて――実行団体が集まり、事業共有会を開催しました(休眠預金活用事業)

困窮世帯の子どもたちは、十分な食事をとることや体験活動の機会を得ることが困難な場合があり、適切な支援が求められています。
この状況を受け、グッドネーバーズ・ジャパンは、一般財団法人日本民間公益活動連携機構(所在地:東京都千代田区、理事長:二宮 雅也、英文名:Japan Network for Public Interest Activities、略称:JANPIA)の「2024年度 物価高騰及び子育て対応支援枠<第3回> 休眠預金等活用法に基づく資金分配団体」として、子どもの「食」や「体験」に関する課題を抱えた低所得のひとり親家庭等を支援する団体に対し資金的・非資金的サポートを行い、支援活動の促進に取り組んでいます。
このたび、各実行団体が一堂に会し、事業共有会を開催しました。
○日程:2025年8月5日(火)
○参加団体:
・特定非営利活動法人空家・空地活用サポートSAGA
・NPO法人いるか
・一般社団法人タウンスペースWAKWAK
・一般社団法人チョイふる
・特定非営利活動法人フードバンク北九州ライフアゲイン
・一般社団法人福岡国際市民協会
・特定非営利活動法人夢職人
当日は、各実行団体が自らの活動や取り組みを紹介した後、活発な質疑応答や意見交換が行われました。他団体の実践を知ることで自らの活動をより良くするためのヒントや新たなアイデアを得られる場となったほか、団体同士のつながりも生まれ、今後の連携の可能性を探るきっかけにもつながる貴重な機会となりました。
また、資金分配団体であるグッドネーバーズ・ジャパンにとっても、実行団体の現状やニーズを直接把握できる有意義な場となり、この学びを今後の伴走支援に反映させ、事業全体の相乗効果の向上につなげてまいります。
各実行団体は、2026年2月までの事業期間を通じ、低所得のひとり親家庭等に向けた支援活動を展開します。グッドネーバーズ・ジャパンは引き続き実行団体に対し、資金的および非資金的支援を伴走型で提供し、共に活動を推進してまいります。
これにより、食の貧困や体験の格差に苦しむ子どもへの支援を促進し、ひとり親家庭等の子どもたちを取り巻く環境の改善を目指します。
▶ 本休眠預金活用事業の詳細等はこちらのページからご覧いただけます。
https://www.gnjp.org/work/domestic/kyumin2024/
▶ 休眠預金等活用とは
「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律」(休眠預金等活用法)に基づき、2009年1月1日以降の取引から10年以上、その後の取引のない預金等(休眠預金等)を社会課題の解決や民間公益活動の促進のために活用する制度として、2019年度より開始されました。(参考:JANPIA Webサイト)




