【“見えない貧困”伝える調査記録:支援の現場から】グッドごはん利用者への実態調査一覧を公開
グッドネーバーズ・ジャパンは2017年より日本国内の子どもの貧困対策事業として、低所得のひとり親家庭を対象としたフードバンク「グッドごはん」を運営し、食品支援を行っています。
当団体はこの度、「グッドごはん」を利用するひとり親家庭を対象に実施してきた各種実態調査の一覧を、当団体の公式サイト内に公開いたしました。

調査一覧化の背景と目的
グッドネーバーズ・ジャパンは、生活困窮状態にあるひとり親家庭への食品支援活動を行う中で、当事者に対する定性的・定量的な実態調査を継続的に実施し、記録してまいりました。その内容は、食事、収入、孤立、子どもの体験機会など、多岐にわたります。
この度、こうした調査結果を一元化し、一覧で閲覧できる形で公開することといたしました。
背景にあるのは、社会のより多くの方々に、低所得のひとり親家庭が直面する困難な現実を知っていただきたいという思いです。さらに、貧困は特定の人だけの問題ではなく、同じ社会に生きる私たち全員に関わる課題であることを共有したいと考えています。

当団体が日々現場でひとり親家庭と向き合いながら得てきたこれらの調査結果には、見えない貧困の実像、そして、当事者の声にならない声が表れています。
グッドネーバーズ・ジャパンは、本調査結果が一人でも多くの方の目に触れ、事実に基づく議論や提言の出発点となり、ひとり親家庭や子どもの貧困問題に対する理解と行動が広がる契機となることを願っています。
<フードバンク「グッドごはん」利用者対象調査の例>
・子どもの学校の長期休み期間中における暮らしの状況に関するアンケート(2025年6月実施)
・収入・暮らしの状況に関するアンケート(2025年2月実施)
・養育費に関するアンケート(2024年8月実施)
・子どもの体験機会に関するアンケート(2024年6月実施)




