世界中の子ども達に笑顔を。途上国の子どもの教育支援・緊急支援を行う国際NGOグッドネーバーズ・ジャパン

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2021.05.11 活動報告

アフガニスタンにおける水と保健衛生事業

ユニセフと世界保健機関(WHO)による「水の供給と衛生施設についての共同監査プログラム(JMP)2019」によると、世界では10人に1人にあたる7億8,500万人が基本的な水と衛生サービス*を受けられません。中東に位置するアフガニスタンも深刻な水・衛生問題に悩まされていています。

*基本的なサービス:(出展:ユニセフ)

・基本的な飲み水(供給サービス):自宅から往復30分以内で水を汲んでくることができる、改善された水源から得られる飲み水。
・基本的な衛生施設(トイレ):他の世帯と共有していない改善された衛生施設(トイレ)。
・基本的な手洗い所:自宅(敷地)内に石けんと水で手洗いができる施設があること。

グッドネーバーズは、2020年からアフガニスタンのクナール県において、水と保健衛生(Water, Sanitation, and Hygiene: WASH)プログラムを実施しています。

「安全な水と生活の変化について」

55歳のハーディさんは10人の家族を養っています。彼が住むアフガニスタンのクナール県では、山間に住む住民の27%以上が、飲み水を求めて一日1km以上歩かなくてはいけません。ハーディさんも、毎日衛生的な水を求めて、3-4km歩いていました。さらに、地域住民の72%は安全な水を確保できず、汚染された飲み水や生活用水によって、下痢に悩まされる日々でした。

近くの水路から汲んできた水は、人や家畜の排泄物で汚染されていました。汚染された水を飲み、生活用水として使用することで、大人・子ども問わず多くの住民が下痢に苦しんでいます。

昨年、グッドネーバーズはハーディさんが暮らす村で水と保健衛生プログラムを開始し、ソーラー発電の給水塔を設置しました。これにより村では、延べ3,058人の住民が衛生的な水を簡単に手に入れることができるようになりました。

この給水塔は、太陽光発電で地下水を吸い上げるため、電気の無い地域でも使用でき、村全体にパイプを通して衛生的な水を提供することができます。給水塔や給水施設のメンテナンスは、地域住民による水管理委員会が定期的に行います。

(左)手洗い施設で手洗いをする子どもたち (右)ソーシャルディスタンスを実践している子どもたち
(左)ソーラー発電の給水塔           (右)村内に設置された飲み水施設

手洗い場にはソーシャルディスタンスを表すマークを設置し、感染症や水因性疾病の対策に取り組んでいます。同時に、手洗い・マスク着用の啓発教育を行い、住民に衛生用品を配布しました。

公衆衛生教育の様子

ハーディさんは「グッドネーバーズの支援によって、5分歩くだけできれいな水が手に入るようになりました。下痢の薬に使っていたお金を節約でき、浮いたお金と時間で、家族の為に農業に専念できるようになりました。」と話しています。

子どもたちの高さに合わせて設置された飲み水施設に集まる子どもたち

グッドネーバーズは今後も、安全な水、トイレや手洗い場等の衛生設備の支援を届け、衛生教育を通して人々に安全な水を使うことの意味を伝えながら、住民の健康的で持続可能な暮らしの実現を目指します。

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