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2025.12.17 活動報告

【バングラデシュ 環境保全】植林事業を開始しました 

ボランティアスタッフと地域住民の家で植林を行った様子

南アジアに位置するバングラデシュは、気候変動や持続可能な発展に関する国際的な提言や調査を行う団体「Germanwatch」が2021年に発表した「世界気候リスク指数」において、2000年から2019年にかけて最も深刻な影響を受けた国として世界7位にランクインしています。
特に南部では毎年3月から10月にかけて、ベンガル湾からのサイクロンの被害が多く、その対策として気候変動の影響を緩和し適応能力を高めることが重要になります。

このような毎年到来するサイクロンへの対応として、気候変動の影響を緩和し適応能力を高めることが重要です。そのため、植林などを通じてサイクロンによる被害を最小限に抑え、地域の環境保全に努める方法があげられています。

これらの状況を受けて、グッドネーバーズ・ジャパンは「バングラデシュ・カラパラ郡とタラトリ郡における環境保全事業 」を実施しています。

※本事業は(公社)国土緑化推進機構緑のみどりの募金事業です。

2つの郡で4,050本の植林を行いました

植林の苗を配布する様子

2025年7月より開始した事業では、バングラデシュ南部のボリシャル管区パトゥアカリ県カラパラ郡、タラトリ郡にて4,050本の植林を行いました。

そのうち、果樹(マンゴー、グァバなど)は個人宅への植林を行いました。その果実を売ることで、環境保全に留まらず、将来的な地域住民の収入向上や、植林の維持するための費用を確保することができ、持続可能な形での活動が期待されます。 

マングローブの苗を若者のボランティアが中心に植林をした時の様子

また海岸・川沿いでは、防災林の役割を担うマングローブなどを、地域の若者による環境系ボランティアグループが中心となって植林を実施しました。実施にあたっては、気候変動と自然災害の関係性や、植林による地域の防災への適応力を高めるといった本事業の目的を参加者に説明しました。

地域住民との会議の様子

また、植林を行った地域においては事前に会議の場を設け、私たちの活動の目的や今後の活動について関係者に共有し、調整を行いました。 

担当スタッフより 

引き続き、地域住民の環境・防災意識の向上と対象地の環境改善・災害リスクの減少を目指して、植林と環境啓発活動を行ってまいります。 

本事業の助成を行っている「緑の募金」は森林の整備や次世代の人材育成を支援している事業です。未来の環境を守るために、ぜひ「緑の募金」「フォレスト・サポーターズ」のページもご覧ください。 

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