【バングラデシュ】今年新たに建設した「多目的サイクロンシェルター」の譲渡式を開催しました

バングラデシュは、その地理的条件から最も自然災害を受けやすい国の一つとされ、特にベンガル湾に面しているカラパラ郡は、毎年サイクロンによる甚大な被害を受けています。
このような状況を改善し、住民の安全を守るため、サイクロン発生時に地域住民が安心して避難できる多目的サイクロンシェルターを建設しました。
※この事業は外務省「日本NGO連携無償資金協力事業」です。
昨年に続き、多目的サイクロンシェルターを新たに建設
今回サイクロンシェルターを建設したダルブガンジユニオン(郡以下の地域単位)は、郡の中でも僻地に位置しています。周りにシェルターはなく、外部からのアクセスが悪い地域なため、地元の方々に非常に望まれていた施設でした。
また、昨年私たちが建設したシェルターと同様に、地域住民だけでなく住民が飼う家畜も一緒に安心して避難できるよう、家畜用の広いスペースが完備しています。また、障がいのある方や高齢者、子どもたち、妊婦さんなど、幅広い方々が快適に過ごせるように、スロープや男女別で使用しやすいトイレの設置を行いました。
多目的サイクロンシェルターの譲渡式を行いました

9月21日に行った譲渡式には、在バングラデシュ日本大使館の一等書記官の唐澤様にもご臨席いただき、地元からは郡行政官等地域の代表者やシェルター管理委員会メンバー、防災ボランティア、周辺住民が参加しました。
一等書記官の唐澤様より「バングラデシュの中でも特にサイクロン被害を受けやすい沿岸地域であるカラパラ郡において、マルチパーパス(多目的)型サイクロンシェルターの建設、既存施設の改修、そして地域防災訓練など、ハード面とソフト面の両面から防災力の向上に取り組まれたグッドネーバーズ・ジャパンおよびグッドネーバーズ・バングラデシュの献身的な努力に敬意を表します。…(一部抜粋)このサイクロンシェルターが、日本とバングラデシュの友情と協力の象徴として、これからの世代にわたり命を守り、地域の強靭性を育む存在となることを心から願っています。」とのお言葉をいただきました。

繰り返されたサイクロン被害「安心して暮らせるようになりました」
本事業地は前述した通り、元々サイクロンが多く発生し、今までに多くの被害を受けてきました。中でも、2007年に4000人以上の死者・行方不明者をだした大型「サイクロン・シドル」は今も住民の方々の記憶に深く刻まれています。
今回建設したサイクロンシェルターの近くに暮らす住民の方が次のように話してくれました。
「私たちは過去、『サイクロン・シドル』を経験しました。多くの人が亡くなり、家が壊れ、大変な被害をもたらしました。ただ、その後も私たちの家の近くにはサイクロンシェルターがありませんでした。今回、グッドネーバーズ・ジャパンとグッドネーバーズ・バングラデシュ、日本の支援によってサイクロンシェルターが建設されたことで、安心して暮らせます」

担当スタッフより
先月末を持ちましてバングラデシュにおけるのカラパラ郡におけるサイクロンシェルター修繕・建設および住民の防災能力向上支援事業は終了いたしました。これまでご支援、ご関心をお寄せいただいた皆さまへ心より感謝申し上げます。
グッドネーバーズ・ジャパンは、今後もバングラデシュでの活動を行ってまいります。引き続き、皆さまのご支援とご関心を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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