代表挨拶
グッドネーバーズ・ジャパンが目指すのは、「子どもの笑顔にあふれ、誰もが人間らしく生きられる社会」です。 私たちは2004年の設立以来、国際NGOグッドネーバーズ・インターナショナルの一員として、アジア・アフリカでの教育支援や地域開発、災害・紛争発生時の緊急人道支援に取り組んできました。 また、2017年からは日本国内でひとり親世帯への食品支援を開始し、国や地域を問わず、困難な状況にある人々の声に耳を傾け、寄り添いながら必要な支援を届けています。
私たちの活動はすべて、皆様からの温かいご支援とパートナーシップに支えられています。支援の最前線では、国や地域によって課題は大きく異なり、必要とされる支援も一つとして同じではありません。社会が変化し続ける中で、支援のあり方も常に見直す必要があります。 しかし、どの現場でも変わらないのは、支援とは“何かを与えること”ではなく、その人が本来持つ力や可能性が発揮される環境を共につくるものだということです。その根底には、人は皆平等であり、互いを尊重し協力しあうという姿勢があります。
今、この日本にも、日々の食事が十分に取れない家庭があり、世界には戦争や飢餓といった理不尽な状況が続いています。こうした問題を放置すれば、子どもたちは大人になってもその状況から抜け出せず、貧困が次世代へと連鎖し、社会も国も縮小してしまいます。
社会課題は簡単に解決できるものではありません。 しかし、志をともにし、信じ託してくださる支援者の方々と、現場で挑戦を続ける職員やパートナーが力を合わせれば、社会に大きな変化を生むことができると信じています。
特定非営利活動法人
グッドネーバーズ・ジャパン
代表理事 小泉 智


