3月3日(金)「公開グッドごはん」を開催しました！
2023年3月3日(金)に、板橋倉庫にて、「公開グッドごはん」を開催しました。
当団体の国内事業「グッドごはん」では毎月、2,000世帯近くのひとり親家庭にカゴいっぱいの食品を配付しています。多くの皆様の心強いご支援のおかげで、2022年11月、板橋区に最も広さのある倉庫を開設することができ、これにより、更に多くのひとり親家庭を支援することが可能になりました。
そこでこの機会に、皆様に日ごろの感謝をお伝えするとともに、グッドごはんの運営・食品管理の様子を実際に見ていただけるよう、国内子どもスポンサーやご協力企業の皆様をお招きし、「公開グッドごはん」を行いました。
イベントは2部制で行われ、1部・2部合わせて100名（32法人含む）の方がお越しくださいました。
今回は、イベント当日の様子を写真とともにご紹介します。
受付・フードドライブ
会場では、イベントの受付と併せて、フードドライブ（食品寄付）受付も用意しました。
多くの参加者の方が食品を持参し、寄付してくださいました。
倉庫ツアー
その後、新倉庫である板橋倉庫をツアー形式でご案内し、食品の受け取りから管理、配付準備、配付当日の流れまでを紹介しました。
また、いつもボランティアさんの力を借りて行っている配付の準備作業も、実際に体験していただきました。
講演会
講演会では、国内の子どもの貧困問題やグッドごはんを利用するひとり親家庭の現状について説明し、支援の成果や必要性について発表しました。
ゲストとして食品や食品ロス問題を担当されている農林水産省の方からご挨拶を頂戴し、さらに1部では、カルビー株式会社様やキッコーマン株式会社様から、企業連携事例としてこれまでのご支援の内容をご紹介いただきました。参加された企業様からは「今後の支援の参考になりました」という声をいただきました。
2部では、日頃から「時間の寄付」をしていただいているボランティアさんへ感謝状をお送りし、ボランティアに参加する動機や活動に対する想いなどを発表いただきました。
さらに、夏休みにグッドごはんで生鮮食品の配付を行うためのクラウドファンディング『BeAHEROプロジェクト』に挑戦してくださっている俳優の水石亜飛夢さんも来場し、活動への想いを語ってくださいました。 『BeAHEROプロジェクト』ページはこちら (4月25日までクラウドファンディングを実施）
展示スペース
展示スペースには、グッドごはんの歩みや、事業に協力してくださっている企業様の支援例、グッドごはんの利用者さんの属性や収入・子どもの数など、どのような方が利用しているのかを資料にまとめ、ご紹介しました。
併せて、アンケートや申し込み時にいただいた利用者さんの困っていることや現状なども展示しました。
さらに、利用者さんから届いた感謝のメッセージも展示しました。支援者の方々は、特にこの利用者さんからの声を真剣に読まれていました。
イベント参加者の感想
イベントに参加くださった方からは、
「支援したものが、実際にどんなふうにお子さんたちの手に届くのかがよくわかった。」
「単に食料という物質的支援だけでなく、厳しい環境にある方々の心も支えていることが伝わってきた。」
「私自身、小学校入学の頃から姉妹弟3人のひとり親家庭で育ち、貴法人に目を止めたのは、そのような個人的な背景がきっかけでした。利用者のメッセージや貴法人のスライドを拝聴しながら当時の母親の震えた背中や苦悩の記憶が甦って途中、涙してしまいました。
グッドネーバーズさんのような存在を、応援してくれる人々がいることを、困っているひとり親家庭に知って欲しい、子供達が自身の環境に引け目を感じず、家族で助け合い、ご飯を食べて笑顔になって欲しいと切に願いました。いろいろな切り口からのデータと情報、企業様の取り組みの紹介は今後の私達の支援のあり方を検討する上で大変参考になりました。」
などの嬉しいお声をいただきました。
今後も皆様のご理解とご支援を力に、子どもたちの生活が少しでも良くなるよう、活動を続けてまいります。
