Good Neighbors Japan

グッドネーバーズ 国内事業NEWS
 
7~9月は延べ16,091世帯に食品をお渡ししました
 
 
届いたのは、“お腹いっぱい”と“楽しかった!”の声
食品配付の様子
グッドごはん活動報告(2025年7~9月)
暑さが厳しかったこの夏も、皆さまの温かいご支援のおかげで、食の不安を抱える多くのひとり親家庭を支えることができました。 2025年7~9月の3か月間で、延べ16,091世帯、27,375人の子どもたちに食品をお渡ししました。
給食のない夏休み期間は、特に食費の負担が大きくなる時期です。
皆さまからのご支援により、生鮮食品を充実させた夏休み支援プロジェクトを実施することができ、食品を受け取った方からは、お米や生鮮食品に関する感謝の声が多く寄せられました。

「お米や魚、肉など普段高くて購入をためらっていた食材もあり、頂いた日に子供にお腹いっぱい食べさせてあげる事ができました。」
「いつもお米など必要な物を配布していただけるので、とても助かっています。夏休みに入り食費や光熱費がかさむので、とてもありがたいです。」
「パイナップルやそのまま食べられる製品も多く、子供たちがおやつにできたり、とても喜んでいました!」


ご協力いただいた全ての皆さまに、心より感謝申し上げます。
※夏休み支援プロジェクトのご報告はこちら

親子イベントの開催
7月、九州拠点では食品サンプル作りワークショップを開催しました。初めて体験する子どもが多く、参加した方からは「想像以上に楽しかった様で、帰ってからもずっと、楽しかったね。と言っていました。」「自分たちだけでは、こんな体験はできなかったので、感謝です。」といった感想が届きました。
近畿拠点では、8月にロシアなど東スラブ地方の伝統的な夏祭り「イワン・クパーラ」に合わせ、ロシア人スタッフによる花かんむりづくりを実施しました。 親子で協力し合いながらクラフトを楽しみ、帰り際「楽しかった!」「ありがとうございました」という声が多く聞かれました。
 
 
 
みなさんのご支援のおかげでできたこと
 
みなさんのご支援のおかげでできたこと
 
 
ひとり親家庭が直面する、“孤独”と“偏見”の現実
 
アンケート結果グラフ
今回は、弊団体が8月に実施した「ひとり親家庭における周囲の人や社会との関わりに関するアンケート」(回答者1,853名)から見えてきた“孤独”と“偏見”の実態をご報告します。

まず、グッドごはんの利用者を対象とした本調査では、孤独感について「しばしばある」「常にある」と答えた方は24.5%で、全国の子育て世帯調査*の約8.4倍にのぼりました。また「ひとり親であることを理由に理不尽な状況や嫌な思いをした経験がある」と答えた人は約7割いました。
自由記述欄には、「仕事の面接で、ひとり親だと言う理由で落とされた。「母子家庭で乳児と2人入居というのが理由で契約できず、家が見つからなかった。問い合わせた30件以上もダメだった」「離婚後、市役所で手続きをした際『給付金目当てで離婚したんでしょう』と言われ涙が出ました」といった偏見の実態を物語る声が寄せられました 。

一方で、困難を抱えながらも「相談や助けを求めることに抵抗を感じる」と答えた人は半数以上、実際に生活や子育てで不安や悩みが生じたときに「まったく相談しない」「ほとんど相談しない」と答えた人は計4割以上にのぼります。理由として「相談しても解決しない・理解されないと思う」「相談相手がいない」が多く、孤立の深刻さが明らかになりました。

ある日突然、病気や事故、家族との離別などによって生活が一変することは、誰にでも起こり得ます。そうした時、弱者として偏見や差別にさらされることなく、安心して助けを求められる環境が不可欠です。

グッドネーバーズ・ジャパンは、食品配付や親子イベントを通じ、ひとり親家庭が人や社会とのつながりを実感できるよう活動を続けてまいります。

アンケートの詳細はこちら
*内閣府「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査」(令和6年実施)
 
 
グッドごはん利用者 彩さん一家の紹介
 
彩さんとひなたちゃん
”ご支援のおかげで、“食事らしい食事”ができました”
※利用者の方のご希望を踏まえ、生成AIによるイメージ画像を使用しています。

今回より、グッドごはんで食品を受け取る彩さん(仮名)一家の様子をお伝えします。

彩さん(仮名)は東京にお住いの30代のシングルマザーで、2歳のお子さんひなたちゃん(仮名)と暮らしています。
グッドごはんの利用開始前、彩さんは「子どもには栄養のある食事を食べさせたい」と気を配りながらも、自分の食事は卵かけご飯や白米だけで済ませることも多かったそうです。

昨年シングルマザー向けのシェアハウスに引っ越しをされたそうで、慣れない環境にひなたちゃんがストレスを感じていることを心配されていました。それでも、昨年5月から受け取り始めたグッドごはんの食品のお陰で「久しぶりに“食事らしい食事”ができた」と喜んでいらっしゃいました。
また、彩さんは肉まんが大好きだそうで、今年7月の配付でお渡しした時には「大好きですが何年も食べていませんでした。ありがとうございます!」とメッセージをいただきました。

厳しい状況の中でも、支援を通じて親子の笑顔が生まれていることを、私たちも強く実感しています。今後もグッドごはんを通して、お二人を温かく見守っていただけますと幸いです。
 
 
 
「支援者様からの声」への返信をいただきました!
 
支援者の皆さまより頂戴したメッセージを、グッドごはんを利用中のひとり親家庭の方にお届けしたところ、沢山の返信をいただきました。その一部をご紹介します。

「子供が高校生になりお弁当が始まり、食べる量が増えて、また部活のお金も厳しくどうしようかと悩んでいたのですがご支援のおかげで子供の部活も続けられております。毎日楽しく学校に通学できて、勉強もできています。感謝しております。」(福岡県・16歳の女の子のお母さまより)
「ご支援を下さる気持ちが何より心の支えになります。このような形で優しさに触れまた頑張ろうと思います。ありがとうございます。 」(大阪府・19歳、13歳のお子さんの親御さまより)

支援者の皆さまの声も引き続き募集しています。以下のコメントフォームより、ご感想や利用者への応援メッセージなどをお寄せください!
forms.gle/smTe5dUB6fpbkv7m9
※このフォームで頂いたコメントには事務局からの返信ができません。感想以外のご連絡は こちらからお願いいたします。

 
 
 
GNJPスタッフより
 
GNJPスタッフ こんにちは!グッドごはん九州課の熊川です。いつも温かいご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
秋深まる佐賀の空は、佐賀インターナショナルバルーンフェスタの色鮮やかなバルーンで彩られています。空高く浮かぶ多くのバルーンを眺めると、「この支援の輪が、どうか天まで届け!」と強く願わずにはいられません。
皆さまの継続的なご支援のおかげで、グッドごはんの活動は着実に広がっています。利用者の皆さんへ「こんにちは!」という温かい声かけと共に食品をお届けし、心まで温かくできるよう努めて参ります。今後ともご支援ご協力をお願い申し上げます。
 
 

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