Good Neighbors Japan
 
グッドネーバーズ 国内事業NEWS
 
1~3月は延べ15,239世帯に食品をお渡ししました
 
 
「本当に助かっています」お米の配付に感謝の声
食品配付の様子
2025年1月~3月は、延べ15,239世帯、延べ26,103人の子どもたちに食品をお渡しすることができました。昨夏より上昇傾向が続いている米価格は、1~3月でさらに上がり、3月末時点でのスーパーでの平均販売価格は、前年の2倍以上となりました。(農林水産省調べ)
グッドごはんを利用されているご家庭からも、米の値上がりは本当に辛いという声が多く寄せられていますが、皆さまのご支援のおかげで、1~3月は全てのご家庭に毎月お米をお渡しすることができました。
「お米は高騰しているので本当に助かっています。その他の食材やお菓子なども心の支えになっています。」
「物価高が止まらず特にお米の購入を躊躇してしまいがちですが、支援して頂けることで安心して暮らせます。」


また、毎年3月は、グッドごはんにとっても卒業の季節です。グッドごはんでは、お子さんが18歳を迎えた年度末をもって、支援を卒業となります。これまで食品を受け取られていたご家庭からは、感謝の言葉が寄せられました。
「おかげさまで息子は、無事に大学に合格致しました。これまでのご恩を忘れずに、いつか世の中に貢献できる息子になってくれたらと思います。」
※グッドごはんの支援対象期間は、「ひとり親家庭等医療費助成制度医療証」の有効期間に準じます。

親子参加イベントを開催しました
グッドごはんでは近年、食品支援に加え、子どもたちが多様な体験を通して成長できる環境をつくるため、グッドごはん利用家庭の親子に向けたさまざまなイベントの開催にも取り組んでいます。1月、飲料メーカーのキリンビバレッジ様と共同で、「キリン免疫ケアセミナー」を開催しました。参加者からは、「働く細胞やクイズ形式など、子どもも参加しやすいものでとても良かったです。」と感想が寄せられました。また3月には、目白大学のゼミ生が主催するイベントの第3弾を開催。親子でスノードーム作りを楽しみました。「このような親子参加のイベントが増えると嬉しいです。」といった声もいただき、笑顔あふれる時間となりました。
 
 
 
みなさんのご支援のおかげでできたこと
 
みなさんのご支援のおかげでできたこと
 
 
物価上昇でも賃金が上がらず困窮
 
職場における賃上げ状況のグラフ
グッドごはんでは、食品支援を受けているひとり親家庭を対象に、毎年、前年の収入や暮らしの状況に関するアンケート調査を実施しています。今年2月に実施した調査では2,345名から回答があり、経済的困窮に苦悩しながら、物価上昇の中で賃金が上がらず、一層困難を深めるひとり親家庭の実態が明らかとなりました。
まず、就労のみによる2024年の年収(手取り)は、約65.9%が「200万円未満」と回答、さらに4人に1人は「100万円未満」という厳しい状況が明らかになりました。就労形態については、回答者の半数が非正規雇用で就労していることが分かりました。そして、就労している回答者に対し、2024年の職場での「賃上げ」の状況について質問した結果、賃上げにより昇給があったと回答した人はわずか2割にとどまりました。アンケート内では、物価上昇の中で賃上げが不十分なことによる困窮について訴える声や、物価上昇による暮らしへの不安感について多くのコメントが寄せられました。
「賃金があがらないのに物価があがる一方で、子供の学費もあるし、この先不安しかない。」
「時給は上がりましたが、たった10円です。月に1000円プラスになったかなというくらいでほぼ変わらないです。物価高に対応していくのは難しく、娘にご飯を食べさせる為に私が食事を我慢するしかないです。」
「価格高騰が続いていて、安いものしか買えないため、栄養がとれない。成長期の子どもがいるので、とても心配。」


貧困の背景には、個人の努力では解決が難しい社会の構造的な問題があります。十分な賃金が得られない働き方や、子育て・病気・介護による就労制限、物価上昇の影響などが挙げられます。その結果、子どもたちの食事や学び、そして保護者の心身にも負担がかかるという悪循環に陥ることもあります。すべての子どもたちの健やかな成長、そして、未来の社会を守るため、社会全体で貧困問題に取り組むことが不可欠です。
アンケート調査結果の詳細は、こちらからご覧ください。
 
 
グッドごはん利用者 麻衣さん一家の紹介
 
悠斗君(仮)の様子
”育ち盛りの兄弟の近況をご報告します”
本ニュースレターで毎回ご紹介している麻衣さん(仮名)は、大阪でグッドごはんを利用されています。中学2年生、小学6年生の息子さん2人を育てるシングルマザーです。
最近の様子をお聞きしたところ、息子さん2人はまさに育ち盛りで、2キロのお米は2~3日でなくなり、服のサイズも1シーズンで変わってしまうそう。春休み期間中は、息子さんたちと向き合う時間を作るようにして、学校の通知表のことや、次年度はどんな風に過ごそうかといった話をしたそうです。
下のお子さんの悠斗君(仮名)は、来年度には中学校に進学します。自閉症ということもあり、環境の変化に慣れることができるか、今から心配だとも仰っていました。そんな悠斗君、春休みは縄跳びができるようになったそうです。抹茶と炭酸が好きで、期間限定の抹茶のお菓子を見かけると、一個だけねと言って購入するそう。上のお兄ちゃんは唐揚げが好きで、できるだけ安くおいしく作れるよう、麻衣さんが日々工夫を重ねています。
引き続きお子さんたちが健やかに成長できるよう、麻衣さん一家を今後も温かく見守っていただけますと幸いです。
 
 
 
「支援者様からの声」への返信をいただきました!
 
支援者の皆さまより頂戴したメッセージを、グッドごはんを利用中のひとり親家庭の方にお届けしたところ、沢山の返信をいただきました。その一部をご紹介します。

「温かいお言葉、温かいご支援ありがとうございます。そのお気持ちで、世の中には温かい人がいてくれることを再確認でき、がんばれます。自分一人で子どもを育てていく力がないことを恥ずかしく思います。自分一人でも、しっかり子どもたちを育てられるように、今はご支援に甘えながら、しっかり準備していきます。いつもありがとうございます。」(大阪府・ぼん・40代)

「いつも心の温かくなる支援ありがとうございます。こうやって支え合いの精神で、美味しいものを食べられていることを子供達にもつたえながら利用させてもらってます。」(東京都・匿名・40代)

支援者の皆さまの声も引き続き募集しています。以下のコメントフォームより、ご感想や利用者への応援メッセージなどをお寄せください!
forms.gle/smTe5dUB6fpbkv7m9
※このフォームで頂いたコメントには事務局からの返信ができません。感想以外のご連絡は こちらからお願いいたします。

 
 
 
GNJPスタッフより
 
スタッフ写真 はじめまして!グッドごはん渉外課の東と申します。グッドネーバーズ・ジャパンへの温かいご支援ありがとうございます。2024年1月に入職し、あっという間に一年が経過しました。普段はグッドごはんでお配りする食品寄付の募集業務を担当しています。
物価高騰の影響はあらゆる業界に及んでいますが、それでも「国内の本当に困っている子どもたちにお腹いっぱい食べてもらいたい」と温かいご支援をお寄せくださる方がたくさんおられます。グッドごはんを通じて、「ひとりじゃないよ」「応援してくれている人がたくさんいるよ」と支援者様の温かい応援を子どもたちに伝えていきたいと思います。今後とも、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
 
 

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