Good Neighbors Japan
 
グッドネーバーズ 国内事業NEWS
 
7~9月は延べ13,512世帯に食品を届けました
 
 
皆さまのご協力で実現した夏の支援
食品配付の様子
7月~9月は、学校給食のない夏休みや続く物価上昇、また米不足の混乱も影響し、グッドごはんによる食の支援の重要性がさらに増した期間となりました。
長期休み期間に、1日3食を食べられないひとり親家庭の子どもが普段の3倍以上にも増えるという深刻な状況を受け(※)、夏休み期間中にあたる7月と8月には、普段よりも多くの食品を配付する緊急施策を実施しました。
多くの皆さまのご支援のもと、7~9月は延べ13,512世帯、延べ23,488人の子どもたちに食品をお渡しすることができ、食品を受け取られたご家庭からは本当にたくさんの感謝の声が寄せられました。
「夏休みは給食がなく毎日学童にお弁当を持って行っていましたので、食費の出費が多くなる中、食品の支援は本当にありがたかったです。」
「全てが値上がりし、お米も売り切れている中、お米や野菜、冷凍食品まで頂けたので助かります。丁度子供の上靴が小さくなったのでお金が少し浮いた分すぐに買ってあげられそうです。」


この期間中は、多くの企業や個人の皆さまから食品のご寄付をいただき、また、延べ393人ものボランティアの方々に食品の整理や配付をサポートいただきました!様々な方法でグッドごはんを支えてくださっている皆さまのおかげで、この夏も多くの家庭を支援することができました。本当にありがとうございました。
「ひとり親家庭の子どもの長期休み期間中における食事状況に関するアンケート」(2024年3月実施)
 
 
 
みなさんのご支援のおかげでできたこと
 
みなさんのご支援のおかげでできたこと
 
 
親子で楽しむ体験イベント
 
実施したイベントの様子
当団体では、グッドごはんを利用されているひとり親家庭を対象に、親子で参加可能なイベントを開催しています。家庭環境や経済状況の違いなどから、様々な体験にも格差が広がっていると言われる昨今、子どもたちの興味・学びの幅が広がるきっかけや、親子が楽しく過ごせる時間を一つでも提供できるよう活動しています。
今年8月、航空事業を手掛けるルフトハンザグループ様のチャリティ組織である「ヘルプ・アライアンス」様と連携し、夏休み特別企画として貨物便見学会のイベントを成田空港で開催しました。普段は見ることのできない空港や貨物機のダイナミックな光景、パイロットの方々との交流など、貴重な経験ができたという感想を多数いただきました。
「子供はもちろん、大人も心が躍る一生の思い出になりました。普段発言が少ない子供なのですが、参加時はびっくりするほど積極的に質問等しており、本人にとっても経験自体が大きな自信につながったように思います。」
また、キッコーマン株式会社様の社員がしょうゆのつくり方、魅力などについて教えてくださる「しょうゆ塾」、カルビー株式会社様が商品の生産過程や廃材のリサイクルなどについて紹介してくださる「カルビースナックスクール」など、身近な食について、親子で楽しみながら学び考えるイベントも開催してきました。その他にも、夏は縁日、冬はクリスマス会といった、親子で楽しめる季節イベントを開催しています。

今年、当団体が行った「ひとり親家庭の子どもの体験機会に関するアンケート」 では、「ひとり親になってから子どもに体験活動をさせる頻度が減った」と回答した保護者が76.7%にのぼり、経済的・時間的余裕の無さから子どもの様々な体験機会をあきらめざるを得ない家庭が多いことが明らかになりました。体験機会の不足は、直接生命の維持に関わる問題では無いため、しばしば「贅沢な悩み」と捉えられがちです。しかし、子どもの頃の様々な体験は、その後の自尊感情や外向性などに良い影響を与える、子どもたちの「心の成長」に大切なものです。私たちは、長期的な視点で子どもたちの体験機会を支えることが必要だと考えており、今後もその一助となれるよう活動に取り組んでまいります。
 
 
グッドごはん利用者 麻衣さん一家の紹介
 
麻衣さん(仮)の子どもたち
”誕生日のお祝いをしました”
前回号よりご紹介している、関西でグッドごはんをご利用中の麻衣さん(仮名)。中学校1年生と小学校5年生の息子さん二人を育てるシングルマザーです。夏の間、麻衣さんやお子さんがどのように過ごしていたかお聞きしました。
「経済的に余裕がなく、特別どこかに出かけたということはなかったのですが、子どもたちの誕生日があり、グッドごはんでいただいた食品を使ってお祝いをしました。」
お子さんは二人ともお餅が大好きで、お渡しした醤油だれ付きのお餅を、「半分こな!」と言いながら喜んで食べていたそうです!
また、夏休み期間中、グッドごはんから普段より多くの食品をお渡しできたことについて、以下のようにお話ししてくれました。
「夏休みという事もあり食事回数も一気に増えたので、もし食品をいただけなければ夏休みを乗り越えられなかったと思います。普段食べさせてあげられないお肉やお魚もいただいて、子どもが「これ、作って欲しいんやけど…」と言う食べたいものを作ってあげる事ができました!本当にありがとうございました。(ちなみに、しょうが焼きと煮魚にしました)」
グッドごはんは、今後も麻衣さん家族が楽しい食事の時間を過ごすことができるよう、引き続き見守っていきます。
 
 
 
「支援者様からの声」への返信をいただきました!
 
支援者の皆さまより頂戴したメッセージを、グッドごはんを利用中のひとり親家庭の方にお届けしたところ、沢山の返信をいただきました。その一部をご紹介します。

私は27歳のシングルマザーで、4歳になる子供を育てています。生活の中で時に困難を感じることもありますが、皆さまのご支援のおかげで、子供と共に健康的な食生活を送ることができています。
グッドごはんの制度を通じて提供される食品は、単なる物資以上のもので、私たち家族にとって大きな安心と希望の源となっています。毎日の食事を通じて、皆さまの温かい心遣いを感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。これからも子供の成長を見守りながら、一歩一歩前進していきたいと思います。
皆さまの支援が、私たち家族にとってどれほど励みになっているか、言葉では表しきれません。本当にありがとうございます。(佐賀県・MIさん)

支援者の皆さまの声を募集しています。以下のコメントフォームより、ご感想や利用者への応援メッセージなどをお寄せください!
forms.gle/smTe5dUB6fpbkv7m9
※このフォームで頂いたコメントには事務局からの返信ができません。感想以外のご連絡は こちらからお願いいたします。
 
 
 
GNJPスタッフより
 
スタッフ写真 こんにちは!今年7月に入職しました、グッドごはん大阪の宮崎です。最近「涼しくなりましたね」とよく耳にしますが、私の出身地ロシア・サンクトペテルブルクでは11月は初雪の季節で、日本はまだまだとても暖かいと感じます。
私は天気にかかわらず、息抜きのためにファンタジーの本を読むことが大好きです。非現実的な生き物や世界観を頭の中で想像し、没頭できます。今は外国から「シルマリルの物語」を取り寄せ中で、とても楽しみにしています。
本から元気をもらい、引き続きたくさんの親子の笑顔を見られるように活動を続けていきますので、今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。
 
 

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