Good Neighbors Japan
 
グッドネーバーズ 国内事業NEWS
 
2022年は15,502世帯・26,891人の子どもに食品を届けました
 
 
コロナ禍・物価上昇の中も食品配付を継続できました
クリスマス向けの食品
食品や日用品の値上がりが相次いだ10月~12月。特に学校の冬休みとイベントシーズンを迎える12月は、普段より一層、支援希望の方が増える時期でもあります。そんな中、12月の食品配付では、支援者の方からいただいたクリスマス用のお菓子やメッセージ付きの食品をお配りすることができました。食品を受け取った利用者の方からは、「子供と行ったのですが、サンタブーツのお菓子セットがあり、大変喜んでいました!本当にありがとうございます!」「キッコーマン様の手書きでの手紙はビックリしました。醤油などの詰め合わせはとても嬉しいクリスマスプレゼントになりました。」など、喜びの声が寄せられました。
また、11月には大阪京橋ライオンズクラブ様のイベント”Innovationフェス”にて、グッドごはんの食品配付を実施。当日は同団体に配付をお手伝いいただいた他、食品のご寄付も頂戴しました。
2022年の活動を振り返って
2022年は、前年を大きく上回る、延べ15,502世帯の子どもたちに食品を配ることができました。新型コロナウイルス感染拡大を受け、2月は急遽、対面から配送による支援への変更を強いられましたが、それ以外の月は対面で皆さんのお顔や様子を見ながらの食品配付を実施。また、皆様の温かいご支援により、東京都内二つ目となる板橋倉庫も新設することができました。板橋倉庫内部を紹介する動画を作成いたしましたので、こちらよりぜひご覧ください。
2023年も、ひとり親家庭の子どもたちとそのご家族の笑顔のため、スタッフ一同、活動に尽力して参ります。
 
 
 
みなさんのご支援のおかげでできたこと
 
みなさんのご支援のおかげでできたこと
 
 
季節イベントの食品ロスを考える
 
季節イベントと季節食品
今月は、節分の恵方巻にバレンタインのチョコレート、食に関連する季節イベントが続きます。他にも、ハロウィンのお菓子やクリスマスケーキ、おせち料理など、季節ごとに食の楽しさを実感させてくれる食品は沢山あります。
しかし、イベントごとに販売される季節食品は販売期間が限定されるため、期間終了後に多くの余剰分が廃棄されるという現実もあります。過去には、恵方巻の大量廃棄がマスコミでも大きく取り上げられ、売れ残りによる経済損失が少なくとも10億円といった試算が出ています。(関西大学 宮本 勝浩「恵方巻きの販売高と廃棄処分による損失額」(2019))
まだ食べられるのに廃棄されてしまう季節食品を減らすには、どうしたらいいのでしょうか?まず、食品生産側では予約販売の導入・需要予測の精緻化・余剰食品の寄付など、生産や販売の工程を見直す企業が着実に増えています。また、食品を購入する側の個人としては、予約購入の利用、行事やイベントを後ろ倒しにして値下げされた余剰分の購入を検討する等、無理なくできることを探す必要がありそうです。生産者・消費者のいずれか一方に負担を強いるのではなく、両者の意識と行動を少しずつ変えていくことが、食品ロスの削減につながります。
なお、グッドネーバーズ・ジャパンでは、「グッドごはん」を通じて、年間約36トンの食品ロス削減に貢献しています(2021年実績概算)。
 
 
グッドごはん利用者 美穂さん一家の近況
 
食事をよそうお母さん
”ご飯はおいしいもの、楽しいもの”
今回のニュースレターより、グッドごはんで食品を受け取る美穂さん(仮名)一家の様子を定期的にお伝えします。
美穂さんは現在34歳、4歳の双子の男の子を育てるシングルマザーです。双子のお兄ちゃんのやまとくん(仮名)は発達に遅れがあり、母親同伴の療育施設に通っています。療育へ通うため、パートタイムの仕事も多くはシフトを入れられず、十分な収入を得られません。また、元配偶者からの養育費は受け取れていません。
そんな美穂さん、以前は食費に充てられる金額が少ないため、納豆ご飯に豆腐の味噌汁など、決まったメニューばかりになり、自分だけ連日カップ麺…ということもあったそうです。そんな中、2021年9月にグッドごはんの利用を始め、家での「ご飯」が良い方向に変わっていると、先日の配付でスタッフにお話ししてくれました。
「ご支援いただけるようになってからは、ペンネやカレーなど、レパートリーがぐっと広がりました。子どもたちはペンネを見て「短いスパゲッティだ!」と目を輝かせたり、「カレー大好き!」と喜んだり、私の方が嬉しくなるような反応を見せてくれます。初めて見る食材・料理の数々、そしてその味に目を輝かせ、驚くほど食欲が増しました。「ご飯だよ」と言うと「今日は何?」と聞いてきたりお鍋の中を覗いてきたりと、食に興味を持つようになり、”ご飯はおいしいもの、楽しいもの”と認識してくれるようになりました。」
 
 
 
「支援者様からの声」への返信をいただきました!
 
支援者の皆様より頂戴したメッセージを、グッドごはんを利用中のひとり親家庭の方にお届けしたところ、以下の返信がありました。
「いつもご支援ありがとうございます。自分1人で必死に働いてもギリギリの生活しか出来ないし、自分が倒れたら生活出来なくなるプレッシャーで先の人生1人きりで不安しかなかったですが顔も知らない私達にご支援いただき、本当に救われています。誰にも弱音も吐けず近くにひとり親の友人もいず孤独だと感じる事もありますが配布会で会う方も同じひとり親でみなさん頑張っているんだと思い私1人じゃなくみんな色んな思いの中頑張っているし、スタッフの方やご支援くださる方に応援していただいてこれからも頑張る気力が出ました。本当にありがとうございます。」(大阪・あーちゃん・30代)

支援者の皆様の声も引き続き募集しています。以下のコメントフォームより、ご感想や利用者への応援メッセージなどをお寄せください!
forms.gle/smTe5dUB6fpbkv7m9
※このフォームで頂いたコメントには事務局からの返信ができません。感想以外のご連絡は sup@gnjp.org までメールにてお願いいたします。
 
 
 
GNJPスタッフより
 
スタッフ写真 こんにちは!グッドごはん担当の田邉と申します。いつもご支援いただき、誠にありがとうございます。
昨年6月からグッドごはんの活動に携わっていますが、長引くコロナ禍や物価高騰の影響で、食品受け取りの申込は毎月増加しております。利用者数の増加に伴い食品確保も難しくなってきておりますので、今後も皆さまからの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。私たちスタッフも一人でも多くの生活に困窮しているひとり親家庭に食品を届けられるよう活動を続けてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 
 

今後の編集の参考にしたいので、今回のメールが良いと思ったら、下のボタンをクリックしてください。

 
フェイスブック     ツイッター     インスタグラム