Good Neighbors Japan
 
グッドネーバーズ 国内事業NEWS
 
延べ3,400世帯に食品を配りました
 
 
計23か所で食品配付を実施しています
計23か所で食品配付を実施しています
多くの子どもたちが進学・進級と新しい一歩を踏み出す季節、ひとり親家庭にとっては教育費や新生活のための支出に悩まされる時期でもあります。更に、物価高騰の影響が徐々に食品売り場や光熱費支払いといった日常生活に出始めたこの頃、グッドごはんは皆さまのご支援を受けて3か月間で延べ3,400世帯、5,833人の子ども達に食品を配付しました。

またグッドごはんでは、より多くの対象家庭に食品をお渡しするため、昨年後半より複数箇所での対面配付に取り組んでいます。様々な協力者・団体の皆さまのおかげで、6月時点で首都圏・近畿圏合わせて23か所での食品配付を実施できるようになりました。

「墨田拠点に配布設定があり大変ありがたいです。以前は遠方の設定しかなく受取を諦めていました。成長期の子どもたちにはお腹いっぱい食べさせてあげたいので、定期的な食料支援を心強く思っています」(首都圏)
「いつもありがとうございます。枚方市で受け取れることを知り、ほっとしています。できれば遅い時間や、土日などに受け渡しできると、シングルマザーの方をもっと援助できると思うのですが…」(近畿圏)
こういった声に応え、食品を受け取れる家庭を更に増やせるよう今後も努めてまいります。
 
 
 
みなさんのご支援のおかげでできたこと
 
みなさんのご支援のおかげでできたこと
 
 
多角的に取り組むべき「子どもの貧困」
 
多角的に取り組むべき「子どもの貧困」
日本が抱える大きな社会問題「子どもの貧困」。
内閣府が実施した子どもの貧困に関する初の全国調査『令和2年度 子供の生活状況調査』においては、保護者の経済的状況と共に、暮らし向き、また子ども自身の生活満足度といった定性的な調査項目が設けられました。同調査の報告書では、調査対象者を世帯収入によって「貧困層」「準貧困層」「その他の層」に分けて分析しています。その結果、学習や生活習慣、人間関係や心理といった様々な面で各層の間に差が見られました。例えば”あなたは、学校の授業がわからないことがありますか”という子ども自身への質問への回答結果を見ると、”ほとんどわからない”と”わからないことが多い”を合わせた割合は、「その他の層」で7.3%、「準貧困層」で12.4%、「貧困層」では24.0%と最大3倍以上の差があり、子どもの将来にもかかわる義務教育期の学びが、家庭の経済状況に影響されていることが分かります。
子どもの貧困率は、世帯の所得で線引きして出されますが、数字には現れない子どもの生活や心理面も大きな課題として捉えなければなりません。また相対的貧困線の周辺にいる「準貧困層」も、コロナ禍や物価高騰といった社会情勢によって一気に深刻な困窮に陥る恐れがあり、線引きによってこのような子どもたちの状況が見過ごされることがないよう注意が必要です。
 
 
グッドごはん利用者の声
 
お子さんからのお手紙
"苦しいけれど、グッドごはんがあって本当に良かった・・・"
「”グッドごはんの受け取りに行くよー!”と伝えると、子どもたちが大喜びで準備をするんです」
いつも2人のお子さんと一緒に大田区の配付拠点に食品を受け取りに来られるAさん。区役所を通じてグッドごはんのことを知り、昨年の冬から毎月申し込んでいます。
「全て感謝の気持ちで頂いてますが、中でもお米は特に助かります。本当にありがとうございます」
実はなかなか仕事が決まらずに厳しい状況にあることもスタッフに語ってくれました。それでも「食糧をご支援頂くと経済的に助かるだけではなく気持ちも救われます。グッドごはんがあって本当によかった・・・」と、いつも笑顔で感謝の気持ちを伝えて帰られます。お子さんたちは、配付食品の中からジュースやお菓子を見つけて喜びながら、「お米ありがとうございます」と抱きかかえたり、重い食品を持つのを手伝ったりとお母さんを支えています。
 
 
 
支援者様からの声
 
「自分の親は自分の中学卒業と同時に離婚しており、経済的な理由から父親に引き取られた為、困窮はしませんでしたが、広告でたまたま見掛け、一人親家庭で経済的に苦しんでる親御さん、お子さんの今を知り少しでも助けになりたいと思い、少額ながら支援させて頂いてます。
コロナ禍で大変な思いをしてる親御さんも居ると思いますが、見守ってくれる人、助けてくれる人は居ます。負けないで頑張って下さい。
あと、スタッフさんもご苦労様ですと言葉位しか送れませんが自分の様な支援者に代わり直接的に支援して下さってありがとうございます。」(千葉県・kuridai様)

支援者の皆様の声を募集しています。以下のコメントフォームより、ご感想や利用者への応援メッセージなどをお寄せください!
forms.gle/smTe5dUB6fpbkv7m9
※このフォームで頂いたコメントには事務局からの返信ができません。感想以外のご連絡は sup@gnjp.org までメールにてお願いいたします。
 
 
 
GNJPスタッフより
 
スタッフ写真 はじめまして!グッドごはん担当として6月に入職いたしました矢野と申します。いつもご支援いただき、誠にありがとうございます。日々の業務の中で直接ひとり親家庭の方々の声を聞く機会がありますが、いまだ強く残るコロナの影響、止まらない物価高騰、とても厳しい状況が続いていることを実感します。今後も皆様からのご支援を生かして、今まさに困っているひとり親家庭の方々の支えになれるよう活動を続けてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 スタッフ写真
 
 
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