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グッドネーバーズ 国内事業NEWS
 
第6波に苦しむひとり親家庭を支えました
 
 
延べ3,529世帯・6,093人の子どもが食品を受け取りました
述べ3,529世帯・6,093人の子どもが食品を受け取りました
年が明けるとともに新型コロナウイルス・オミクロン株による感染拡大第6波に見舞われた1月。自分自身や家族の感染、休校・休園、外出制限等、多くのグッドごはん利用者が影響を受けました。「月に一度、支えにしているのに・・・」と食品配付をキャンセルせざるを得ない利用者もいました。
活動の安全確保や運営側の人員体制にも支障が出る恐れがあったため、2月は急遽、配送に切り替えて食品配付を実施。少しずつ状況が収まり始めた3月は、再び対面で食品配付を行いました。
各地で配付場所を貸してくださっている協力者・団体、活動現場を支えてくださるボランティアさん、そして継続スポンサーの皆様のご理解と後押しによって、このように日々変わる状況の中でも支援を絶やさずに子どもたちの食を支えることができます。
1〜3月の期間に利用者から届いたメッセージには「失業保険の残日数、支払い、子供のクラスの学級閉鎖、自身の体調が重なり不安な毎日です。今回いただいた食品の分、浮いたお金を他の支払いにあてることができそうです」「パートの回数も減って、次のお給料はいくら減額になるのだろうと心配です。子供のアルバイトもコロナで白紙になってしまいました。月に一回の食料支援はとても大きな支えになっています」等、苦しい状況や不安の中でグッドごはんを頼りにしているという声が多く見られました。
 
 
 
みなさんのご支援のおかげでできたこと
 
みなさんのご支援のおかげでできたこと
 
 
「メガネの度が合っていないのに我慢していた」経済的困窮が子どもに与える影響
 
「メガネの度が合っていないのに我慢していた」経済的困窮が子どもに与える影響
貧困は、健康問題にもつながります。『令和3年度版 大田区子どもの生活実態に関するアンケート調査』によると、「過去1年間に、お子さんを医療機関で受診させた方がよいと思ったが、実際には受診させなかったことがありましたか」という質問に対し、生活困難層の17.2%が「あった」と回答しており(非生活困難層では10.1%)、子どもの健康が後回しにされてしまう傾向が見られます。

2020年12月より当団体は、メガネブランドOWNDAYSとの協働で、グッドごはんを利用する家庭の子どもを対象に、メガネを無償提供する支援活動を実施しています(視力検査の結果等の条件を満たし申し込んだ方が対象)。メガネ支援を受けた方にアンケート調査を行ったところ、子どもにメガネを買うことができないひとり親家庭の経済的背景や、そこから生じる健康や学力、生活上の問題が明らかになりました。
「支援を受ける前に、メガネがなかったことでどのような困難がありましたか」という質問では、授業に集中できなかったり、クラブ活動が困難だったりと、学校生活に大きな支障が出ていたという声が多く寄せられました。また、子どもが家庭の経済状況を気にして視力の低下を言い出せずにいたという声も少なくありませんでした。自分に合ったメガネを購入できないことは、子どものこころにも体にも良くない影響を与えていると言えます。
本調査では、メガネ支援を受けたことによって、単によく見えるようになっただけでなく、子どもが集中して思い切り学んだり、親子が明るく笑顔で過ごしたりするためのきっかけになったという嬉しいコメントも寄せられています。
 
 
グッドごはん利用者の声
 
お子さんからのお手紙
”感謝の気持ちをもつようになりました”
「のりがはいっているとうれしくなります。いつもありがとうございます」
可愛らしい絵とメッセージが書かれたお手紙を、度々グッドごはんスタッフに渡してくれる親子がいます。大阪府在住のMさんと、小学生の娘さん。テレビニュースで食品支援のことを知り、その後インターネットで調べてグッドごはんに登録しました。
「手紙はいつも、娘が自主的に書いているんです。グッドごはんを利用し始めてから、娘は感謝の気持ちをもつようになったと思います」
”ありがとう””かぜをひかないようにしてください”と、お手紙にはいつも温かい言葉が綴られ、グッドごはんスタッフの力の源になっています。
 
 
 
支援者様からの声
 
「実はうちも高校生の子供がいる1人親家庭です。語学力があり仕事のキャリアをある程度積んだので、今はそれほど困った状態にはありません。しかし、子供が小さい頃は低賃金の仕事にしかつけず金銭面での苦労が続きました。過去の自分と同じような境遇にある方を、少しでもサポートしたいという気持ちで、支援を始めました。食事は子供さんにとって楽しみの一つであり、健康状態にも大きな影響があります。十分に食べられるご家庭が増え、将来に希望を持って生活できるようになる事をお祈りしています」(東京都・JKH様)

支援者の皆様の声を募集しています。以下のコメントフォームより、ご感想や利用者への応援メッセージなどをお寄せください!
forms.gle/smTe5dUB6fpbkv7m9
※このフォームで頂いたコメントには事務局からの返信ができません。感想以外のご連絡は sup@gnjp.org までメールにてお願いいたします。
 
 
 
GNJPスタッフより
 
スタッフ写真 はじめまして、今年の1月に入職いたしました石川と申します。
平素はグッドごはん事業に、心よりのご支援をいただきありがとうございます。
コロナウイルスの影響が収束に向かいつつありますが、折に触れる利用者の方々のコメントからは、依然として厳しい生活状況の中で奮闘されている様子をひしひしと感じ、「もっと頑張らねば」と自分を奮い立たせる毎日です。
「ご寄付やいただいた食品を、支援者様のお気持ちと共に、大切にお届けする」
このことを使命に、これからも活動してまいりますので、引き続きご支援、ご協力のほどお願いいたします。
スタッフ写真
 
 
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