Good Neighbors Japan
 
食品を受け取る親子
 
続く価格高騰 食品支援で、子どもたちに笑顔を
 
 
【ひとり親家庭インタビュー】「1日に炊けるお米は3合まで」
グッドごはんで冷凍のチキンを頂いたときは 、子どもたちが『うわぁ!』と喜んで、一瞬で食べきりました。私も、1個食べられて幸せでした。」—そう話してくれたのは、グッドネーバーズ・ジャパンが運営する食品支援「グッドごはん」を利用している、ひとり親の友美さん(仮名・30代女性) です。グッドごはん利用者の状況をより理解するため、グッドネーバーズ・ジャパンのスタッフが友美さんに行ったインタビューの内容をご紹介します。
中学校と保育園に通う二人のお子さんを育てながらフルタイムで働く友美さんの毎日は、時間的にも経済的にも余裕がありません。就労による手取りは月に16〜18万円ほどで、子どもの父親から養育費は受け取っていません。
フルタイムの契約社員として11年間勤務していますが、5年目に25円の昇給があったのみで、現在の時給は1,475円。物価上昇の一方で収入が変わらず生活が厳しくなっているため、職場に賃上げを交渉しているとのことです。より良い条件を求めて 転職活動を試みていますが、現在の仕事の拘束時間が長いことなどが影響し、思うように進められていないそうです。
余裕のない暮らしの中、物価の高騰が追い打ちをかけ、社員食堂の昼食代230円さえ「高く感じる」「野菜も買えない」と言います。また、「子どもたちが大好きなお肉を買うのは、月に一度の給料日の日だけ」「家で一日に炊くお米は3合まで」と決め、食費をやりくりしています。
そんな友美さんは、グッドごはんの食品支援が大きな支えになっていると言います。最初は「本当に無料で受け取れるのだろうか?」という不安もあったそうですが、「あの時勇気を出して申し込んでよかったです。この支援がなかったら、自分たちはどうなっているのだろう?と感じます。」と話してくださいました。グッドごはんの食品を受け取った日には、お子さんが食品の入った袋に飛びつき、「これ、ほしかったやつー!」 と喜ぶ姿が見られるそうです。
友美さんのように、グッドごはんの支援を通じて安心や希望を受け取っているひとり親家庭が多くいます。一方で、続く物価高、特にお米を始めとする食品価格の高騰等が低所得のひとり親家庭にもたらす影響は深刻で、支援ニーズはさらに高まっています。私たちは、「グッドごはん」の支援を必要とするすべての家庭へ、確実に食品を届け続けられるよう、皆さまのお力添えのもと引き続き尽力してまいります。

厳しい暮らしを送るひとり親家庭へ 食品を届けるためにどうか力を貸してください。
 
 
 
【アンケート調査結果】物価上昇がひとり親家庭の暮らしに影響
 
 
グッドごはん利用者へのアンケート調査結果
 
 
ミャンマー大地震 気温40度近く厳しい環境
 
避難生活を送るミャンマーの人々
2025年3月28日午後、ミャンマー中部を震源とするマグニチュード7.7の大地震が発生しました。すでに武力衝突等により人道危機に直面していた地域にさらなる打撃を与え 、多くの方々が生活基盤を失いました。グッドネーバーズ・ジャパンは現地パートナーと連携し、発災直後から被害状況の把握と緊急対応を開始しました。隣国タイのバンコクにおいても地震の影響が見られたため、倒壊した建物の周辺にて食料や飲料水の配付を実施。
4月1日には、日本から派遣されたスタッフ2名がミャンマーに入り、支援活動を本格的に開始しました。被害が特に深刻だった中部地域では、飲料水(20L)、ビスケット、インスタント麺、パン、蚊帳などの緊急物資を配付。
震源地に比較的近いニャウンシェでは、被害を受けた家屋1,814棟のうち950棟が全壊し、マンダレーでは避難所不足が深刻な状況でした。被災地域では通信や電力インフラが不安定で、一部地域ではインターネット不通や通話制限、ヤンゴン市内では電力供給が1日4時間に制限され、都市部以外ではほぼ停電状態が続いていました。 また、保健医療体制の脆弱化により妊産婦や乳幼児の命も危険にさらされ、安全な水へのアクセスも困難でした。被災時のミャンマーは40度を超える厳しい暑さに加えて雨季の到来も予想され、テントでの避難生活を余儀なくされた方々にとって、過酷な環境です。余震の恐怖から屋外生活を続ける方も多く、デング熱などの感染症リスクも懸念されます。
さらに、多くの被災地が武装勢力や軍の支配地域にあるため、アクセスや資金移動が制限され、活動には様々な困難が伴いますが、今後もグッドネーバーズ・ジャパンでは、緊急支援と早期復興に向けた取り組みを継続してまいります。被災された方々の命と生活を守るため、皆さまからの温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。

※この事業は、ジャパン・プラットフォームの助成を受け実施しています。

ミャンマーの地震により被災された方への緊急募金を引き続き受け付けております。募金についての詳細はこちらからご覧ください。
 
 
GNJPからのお知らせ
 
 
衣服無料提供イベントの様子
【グッドごはん】衣服無料提供イベントを開催
グッドごはん利用家庭は、場面や年齢に応じた衣服を用意することが経済的に難しいなど、衣服への困難を抱えているケースがあります。
これを受け、グッドネーバーズ・ジャパンは2025年5月、人気セレクトショップのビームス様、アバハウスインターナショナル様、ノーリーズ様と連携し、グッドごはん利用家庭の親子に向けた衣服無料提供イベントを開催しました。
母の日と父の日をお祝いするという趣旨のもと、実践女子大学渋谷キャンパスの施設をお借りして実施。保護者の方や子どもたちが一緒に服選びを楽しむ様子がみられました。また、上記3社の社員様が服のコーディネートをサポートしてくださり、温かい雰囲気に包まれたイベントとなりました。参加したお子さんからは、「来週修学旅行があるので、今回選んだ服を着て行きます。」といった声が寄せられました。
イベント内の劇の様子
【モザンビーク】世界水の日イベント
モザンビーク北部カーボ・デルガド州の小学校で、水と衛生に関する支援を行っています。2025年3月、国連が定める「世界水の日」に合わせ、支援対象の3校で水の大切さを伝えるイベントを実施しました。イベントには生徒800名、教員18名が参加し、 劇や歌を通して、地球上の水のほとんどが海水で、私たちが使える水は限られていることなどを学びました。生徒たちは楽しみながら、水の大切さや衛生習慣について理解を深め、日常生活で水を大切にする意識が育まれました。グッドネーバーズ・ジャパンは今後も、地域の子どもたちが安心して学び、健康に過ごせる環境づくりを目指して支援を続けていきます。
 
スタッフ募集
【スタッフ募集】私たちと働きませんか?
グッドネーバーズ・ジャパンは、設立以来、子どもたちを取り巻く課題や支援ニーズに応えながら活動の幅を広げてきました。今もなお、国内外で支援を必要とする人々が多くいる中で、私たちはより多くの人へ支援を届けるため、人的体制の強化を重要なステップと位置づけています。 活動を広げていくためには「共に働く仲間」の存在が欠かせません。同じ志を持ち、変化を恐れず 、困難を乗り越えていける—そんな仲間との出会いが、よりよい社会の実現に近づく力になると考え、私たちは今新しい仲間を探しています。 これまでの経験やスキルはもちろん、そこに込められた情熱や、私たちのビジョンへの共感度を重視しています。誰かのために行動できるあなたを、心からお待ちしています。ぜひ採用サイトをご覧ください。

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配付している食品例
「グッドごはん」で配付する食品募集
グッドごはんでは、個人や企業・団体の皆さまからご提供いただいた食品を配付しています。食品のご寄付は随時、以下の3つの方法でお受けしております。
・元払いでグッドネーバーズ・ジャパンへ送付
・グッドネーバーズ・ジャパンの倉庫に直接持ち込み
・Amazonのほしい物リストから食品を購入(商品は「グッドごはん」倉庫に直接送られます)
ご寄付いただいた食品は適切に管理し、グッドごはんを利用するひとり親家庭へ大切にお渡しいたします。物価の高騰が続く中、食品支援を必要とするご家庭は増え続けており、食品のご寄付は大きな力になります。ぜひご協力をお願い申し上げます。食品寄付の方法につきましては、下記のページをご覧ください。

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2024年度の年次報告書を公開しました
公式サイトにて2024年度の年次報告書を公開しました。
能登半島地震や各地で頻発する豪雨災害、そして長期化するウクライナ危機、中東の情勢悪化など、2024年も人道的な支援を必要とする状況が国内外で続きました。また、物価高の影響が続く中、国内の低所得家庭はさらに苦しい状況に置かれています。こうした中にあっても、私たちが子どもたちや地域社会のために支援活動を継続できたのは、皆さまの温かなご支援とご協力のおかげです。改めて、日頃よりのご支援に深く感謝申し上げます。誰もが尊厳をもって生きられる社会の実現に向けて、引き続き応援いただけますと幸いです。

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エポスカード・エポスポイントを使った寄付ができるようになりました
株式会社エポスカード様(丸井グループ)が運営する「エポスカード(クレジットカード)」の寄付プログラムに、グッドネーバーズ・ジャパンへの支援が加わりました。エポスカードをご利用の方は、エポスカードのクレジット決済での寄付に加え、買い物で貯まるエポスポイントを使って1ポイント=1円、500ポイントから手軽にご寄付が可能です。ポイントの使い道に悩まれている方や、気軽に社会貢献を始めたい方におすすめです。ぜひこの機会にご寄付に加え検討ください。

詳細はこちら
※エポスカード様のWebページに移動します
 
子どもの成長記録を発送いたします
海外子どもスポンサー・ひとりの成長を見守るコースの支援者の皆さまへ、ご支援いただいている子どもの成長記録を6月中に発送予定です。
子どもたちが大事にしていることや将来の夢、また皆さまからのご寄付により実現した支援の内容など、子どもたちの最新の情報をお届けします。一回り成長した姿の写真も同封しておりますので、ぜひご覧ください!
※今回のお手紙は、2025年5月31日までに支援を開始された方、それ以降に子どもの支援卒業等で新しい子どもの紹介を受けていない方が対象となります。
 
 
 
支援を受けている子どものお手紙を紹介します!
 
ソック ドンくん
 
ソック ドンくん 住んでいる国:カンボジア 年齢:10歳
 
ソック ドンくんからの手紙
 
海外子どもスポンサーになってください
 
海外子どもスポンサーになってください
 
 
 
GNJPのスタッフより
 
 
こんにちは。国内事業部学生インターンの徳竹です。いつも温かくご支援いただき、ありがとうございます。
普段はグッドごはんの活動としてご寄付いただいた食品の仕分けや袋詰め・食品配付などを行っていますが、先日はグッドごはん利用家庭に向けた衣服無料提供イベントの運営にも携わりました。目をキラキラと輝かせお洋服を選ぶお子さんの姿や、「10年ぶりに自分の服を新調できる」とお話しくださる保護者の方の声に胸が温かくなりました。ご寄付でいただいた食品や衣類が、ひとり親家庭の暮らしを支えることはもちろん、親子の笑顔や思い出を生み、「一人じゃないんだ」と前を向くきっかけになっていることを日々実感しています。
今後とも、皆さまからのご支援を必要としている方々にしっかり届けてまいります。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
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