Good Neighbors Japan
 
 
公立小中学校における水衛生教育の普及
 
【ネパール】水衛生環境改善事業の本格化
 
 
15校の公立小中学校にて衛生教育を開始しました
グッドネーバーズ・ジャパンでは、新型コロナウイルスの世界的なパンデミックに伴い、職員の渡航が制限されていましたが、行動制限が緩和された国から、海外への駐在員の派遣を再開しました。

今回は、その一例としてネパールのバルディア郡における水衛生環境改善事業を紹介します。
本事業は、2020年3月に日本国外務省と当団体で締結され、ネパール西部に位置するバルディア郡の公立小中学校にて、水衛生環境を整備し、現地で継続的に運用される仕組み作りを目的としています。

活動内容は、以下のとおりです。
1) 飲料水供給設備
2) ジェンダーに配慮したトイレの建設
3) 建設された水衛生設備の維持管理を担う学校組織の設立・強化
4) 公衆衛生教育の普及

ネパールでは、新型コロナウイルスの影響で、昨年3月から12月まで多くの公立小中学校が閉鎖されていましたが、現在では学校が再開しており、当団体は、バルディア郡にある15校の小中学校にて、水衛生活動の意味や大切さ、月経管理教育を説明・普及しています。

本活動においても新型コロナウイルスの感染拡大には十分な対策が必須であり、セミナーを開催する場合は、参加者への体温測定や十分な距離を保った受講を徹底し、運営しています。当団体では、活動が制限される中で、子どもたちの安全を第一に自分たちができることを模索しながら、現地の人々に水衛生環境に関する知識と行動が根付く未来の実現に向けて、日々取り組んでいます。

子どもたちに安全な飲み水や
トイレを提供するために

どうか力を貸してください。
 
 
 
皆様のご支援のおかげでできたこと
 
 
グッドネーバーズ・ジャパン年次報告書2019より活動報告
 
 
年末募金のお礼とグッドごはん専用倉庫のご紹介
 
大崎倉庫の様子
2020年11月1日から12月31日にかけて、グッドネーバーズ・ジャパンでは年末募金キャンペーンを実施しました。

・新たに国内子どもスポンサーになってくださった方:1,445人
・グッドごはんへのご寄付:18,559,000円
・おまかせ(指定なし)のご寄付:1,533,500円

期間中におけるグッドごはんへの寄付に関しては、「1,600世帯分の食品を提供するための費用480万円」という目標を大幅に上回る約1,800万円以上ものご寄付を頂きました。これらのご寄付により、今年1月より、グッドごはん専用の倉庫スペースを借り、食品の詰め合わせや配送作業を始めています。以前は、事務所の一部を利用し、食品配付等を行っていましたが、新倉庫の運用により、昨年一年間で約5倍にも増えた多くのグッドごはんの利用希望者の方々に食品を提供できる体制が整いました。こうしたグッドごはん事業の拡大は、ご協力をいただいている皆さま方のご支援によるものです。改めてありがとうございます。

新型コロナウイルスの流行が収まらず、ひとり親の方は「自分が感染したら子どもたちはどうなるんだろう」と日々不安を抱えて暮らしています。支援者の皆さまが、ひとり親家庭や海外・国内の子どもたちに目を向けて下さっていることに感謝するとともに、当団体では、少しでも多くの笑顔がこの世界を明るく照らすために、これからも国内・海外における支援活動に力を入れていきます。
 
 
GNJPからのお知らせ
 
 
第八回ちびっこおえかきコンテスト最優秀賞作品
ちびっこおえかきコンテスト結果発表
今年で第八回となるちびっこおえかきコンテストは、子どもたちが世界にふれるきっかけを作ることを目的とした、親子で学べる教育プログラムです。今回は、将来先生になることを夢見ている、マラウイのバネッサちゃんを応援するために、3,278点の作品が集まりました。最優秀賞作品は、バネッサちゃんがいっぱいご飯を食べている様子を描いた、あらい つばささんの作品が選ばれました。どの作品にも子どもらしい想像力が発揮されており、バネッサちゃんへの応援の気持ちが込められていました。
これらの入賞作品は、バネッサちゃんのもとへ届けられる予定です。
【モザンビーク】日本NGO連携無償資金協力事業
今月3日、グッドネーバーズ・ジャパンは在モザンビーク日本大使館において、日本NGO連携無償資金協力贈与契約を締結しました。モザンビークでは、2019年3月および4月に発生したサイクロンにより、多くの住民が移住を余儀なくされ、再定住地では保健医療の施設や人材不足により、栄養失調やコレラなどの感染症の蔓延が続いています。
そこで、グッドネーバーズ・ジャパンは、該当地域におけるヘルスセンターの建設および無償のコミュニティ・ヘルス・ワーカーの育成を通し、住民が適切な保健医療サービスを受けられる体制をつくります。サイクロンにより住む場所を奪われた人たちへ、再び安心して暮らせるあらたな「ふるさと」を提供できるよう、支援してまいります。
 
 
【バングラデシュ】サイクロン被災地に食糧配付
2020年5月、バングラデシュ南西部に上陸したサイクロン・アンファンにより、周辺地域が広範囲にわたる暴風や高波の被害を受けました。当団体は、ジャパン・プラットフォームによる資金支援および、グッドネーバーズ・バングラデシュとの連携のもと、被害が最も深刻な地域の一つであるパトゥアカリ県カラパラ郡に所在する5つのユニオンにおいて、2月半ばまでに、7,060世帯を対象に、米やイモに加え豆類、食用油、塩を配布し終えました。また被災者が安全に生活できるように、1,100世帯を対象に家屋修繕に必要なトタン板の配付支援を実施しました。

サイクロン襲撃からもうすぐ一年が経ちますが、新型コロナウイルスの蔓延と相まって依然として困難な状況に置かれている人々に、少しでも早く支援が届けられるよう日々活動に取り組んでいます。
 
【お宝エイド】利用者の方からのメッセージ
不要になった貴金属、ブランド品、金券などの買い取り額が寄付金になる「お宝エイド」の利用者の方のメッセージを紹介します。
「寄付したコインは、実家を整理して出てきた父の遺品でした。そんな折、「お宝エイド」のお知らせをいただき、古物商を呼ぶのも面倒だし、ちょうどいい!と気軽に寄付に出しました。本来は古物商に売っていたかもしれない父の遺品を、コロナ禍で困っている方の支援に回せたなら、私にとっては額面以上の価値があったと思います。」

S様、ありがとうございました。皆様のお家に眠る意外なものが子どもたちの生活を改善させるきっかけとなるかもしれません。「お宝エイド」をぜひご活用ください。
 
 
 
支援を受けている子どもと
そのスポンサー様のお手紙を紹介します!
 
ファルジャナちゃん
 
 名前:ファルジャナ アクテル 住んでいる国:バングラデシュ 年齢:18歳

今回のニュースレターでは、昨年12月に18歳で子どもスポンサーの支援を卒業したファルジャナちゃんと、子どもスポンサーとして10年以上に渡りファルジャナちゃんを温かく見守り、ご支援くださったT様とのお手紙のやり取りをご紹介します。
 
ファルジャナちゃんからの手紙
 
子どもスポンサーになってください
 
子どもスポンサーになってください
 
 
 
GNJPのスタッフより
 
 
こんばんは!アルバイトの嶋田です。
新型コロナウイルスに翻弄された一年間が過ぎ、世界中で新型コロナウイルス用のワクチン接種が普及し始めましたが、未だに感染拡大の収束の兆しは見えません。
世界では、途上国と先進国間の医療格差も顕著になってきています。世界全体の累計接種回数は3月8日までに3億572万回を超えましたが、約55%を米国・中国・英国が占めています。途上国や新興国でのワクチン接種は格段に遅れていますが、世界各国への公平な供給がされるよう願わずにいられません。
グッドネーバーズ・ジャパンでは、徐々に海外駐在スタッフの派遣を再開していますが、未だに制約が多く残っています。国内・海外ともに、先行きの見えない状況下で高まる需要に合わせて、支援者の皆様とともに、最大限出来ることに取り組んでまいります。
 
 
 
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