現地スタッフのソフィアです。
ヴィチェカは、カンボジアのオーチュローブに父親、母親、姉妹1人と一緒に暮らしています。
真面目な性格で、一番大切にしているのは家族です。
将来の夢は警察官になることだそうです。
オーチュローブ地域は首都プノンペンとタイを結ぶ国道沿いにあり、子どもたちの親の多くはタイ国境付近やタイへ出稼ぎに行っています。
しかし日雇い労働や建設現場で得られる収入は少なく、生活は楽ではありません。

近年著しい経済発展を遂げているカンボジアの首都・プノンペンには現代的な超高層建築物が次々と建設され、開発途上国という印象を覆すような景観です。
一方、農村部では水道や電力などの基本的なインフラの整備が遅れており、都市と地方の発展格差が深刻な問題となっています。

グッドネーバーズのスタッフと地域住民の方が一緒に昼食を囲んでいる様子です。
この日はイベント参加後に甘酸っぱいソースをかけた揚げ魚や空芯菜炒め、豚肉の唐揚げなどを食べました。 事業の話だけではなく、お互いの人生や面白い話を交わすこともあります。
こうしたコミュニケーションはより深い相互理解に繋がり、事業にとっても重要な信頼関係を築く機会となっているとスタッフは言います。

カンボジアの教育分野は1970年代の内戦で教員減少や施設破壊により深刻な被害を受けましたが、復興・改善努力により、 1997 年 に82％だった初等教育就学率は、2017 年には 97％へ改善しました。
しかし内戦後の教員不足対策で、2年制養成校中心となった影響で学士レベル教員が不足し、教育の質が依然として課題となっています。

グッドネーバーズ・カンボジアは子どもたちの健やかな成長と未来を広げるために、より質の高い教育環境を整える様々な支援をしています。
また、保健衛生分野などから複合的にアプローチをすることで、子どもたちの健康を守り、成長を支えています。

今年6月にプノンペン・カンダンカオ地区のチュンエク小学校と協力し、国際子どもの日を祝いました。
教育支援の継続的な取り組みの一つとして、合計390名の生徒に学習教材を提供しました。
教職員からは学習環境と施設の両方の強化・改善支援に対し、感謝の言葉が寄せられました。

グッドネーバーズ・カンボジアが支援しているエクプノン地域には水上家屋で生活する人々がいます。
そこで暮らす子どもたちの生活改善のため、私たちは地域の関係者や家族と密に連携し、子どもたちが定期的に学校に通えるよう支援を行っています。
また学習環境だけではなく、44人の子どもたちに毎月食糧配付や衛生教育を実施し、教育面と健康面の向上に貢献しています。

私はハイキングが大好きで、休みの日は慈善活動や環境活動などのイベントに参加することも楽しんでいます。
グッドネーバーズでは、スポンサーシッププログラムを担当しています。
子どもたちやその家族を支援したいという情熱を持っており、子どもたちの可能性を最大限に引き出すことをいつも考えています。
先日行ったイベントで子どもたちの笑顔に深く感動し、改めてこのスポンサーシップは子どもたちの生活を変える架け橋だと感じました。皆さまのご支援に心より感謝申し上げます。