みんなの成長ノート
今月はカンボジアから
成長ノートをお届けします。
ぼくの・わたしの成長記録
”あなたが住んでいるのはどんなところですか?”
ソファルくん 2021年、2024年
成長記録
名前 ソファル(Sophal)
年齢 13歳
学年 小学校4年生
子どもからお手紙が届いています
サポーターさん、ありがとう
ソファルくんのような子どもを一対一で支援する「ひとりの成長を見守るコース」の支援を追加したい方はこちら
ここからは現地スタッフが紹介します
現地スタッフ カリヤン 吹き出し
グッドネーバーズ・カンボジアのスタッフ、カリヤンです。
ソファルは、オーチュローブ地域に父親、母親、兄弟1人と暮らしています。
今、Phum Thmei小学校の4年生で、趣味は魚釣りです。好きな食べ物は卵で、将来の夢は先生になることです。
オーチュローブは首都プノンペンとタイを結ぶ国道沿いにあり、子どもたちの親の多くはタイ国境付近やタイへ出稼ぎに行っています。
しかし、日雇い労働や建設現場で得られる収入は少なく、生活は楽ではありません。
私の国を紹介します

カンボジアは東南アジアの中心に位置しており、その地理的な特長や人口増加によって安定した労働力が期待される点から、近年アジア市場の中心地として海外からも注目を集めています。
カンボジア政府は、経済成長を促進する取り組みを積極的に行っており、安定的に経済成長率5%以上を達成しています(IMF, 2024)。

カンボジア
吹き出し 現地スタッフ カリヤン
妊婦向けクラスの様子
現地スタッフ カリヤン 吹き出し
カンボジアの農村部では、地域の保健センターが診療所としての役割も果たしており、住民にとって身近で大切な医療機関となっています。
こうした保健センターでは、診療だけでなくお産(分娩)が行われることもあります。
そこでグッドネーバーズでは、昨年11月、ヤソーム村の10人の妊婦を対象に、妊婦の健康を促進し安全な分娩をするための母親クラスを実施しました。
この写真のように、参加者は保健スタッフから様々な知識を学び、安心して出産に臨めるよう準備をしています。
保健センターの安全な水
また、エク・プノン県の活動地域では、安心して出産できる環境を整え、母親と新生児の健康を守るため、保健センターに水処理システムを設置しました。
このシステムにより、1時間に20リットルの水が浄化でき、この水は飲用としても利用可能です。
安全な衛生環境を作ることで感染症などのリスクを減らし、母子の健康リスクを低減することができます。
吹き出し 現地スタッフ カリヤン
パソコンに向かう子どもたち
現地スタッフ カリヤン 吹き出し
国の発展により、カンボジアは2029年までに後発開発途上国(LDC)からの卒業が見込まれています(国連, 2024)。
しかし、その恩恵は都市部に集中しており、農村部ではまだ開発の遅れが見られます。
例えば、医療や施設の質、またアクセスの悪さは課題の一つであり、がんや糖尿病、心臓病など非感染性疾患の罹患・死亡の増加が深刻化しています。
この国で私たちはこんな活動をしています
現地スタッフ カリヤン 吹き出し
グッドネーバーズ・カンボジアは、農村部を中心に医薬品の寄付や検診・治療の実施などを通して、子どもたちの健康と安全を守るための環境づくりを支援しています。
また、教育支援や子どもの権利保護に向けた啓発活動などに力を入れています。
子どもたちと遊び場
学習環境を整える一環として、昨年12月に学校の先生たちや学校運営委員会と協力し、子どもたちが思い切り体を動かせる遊び場を設置しました。
写真のような遊具や砂場もあり、子どもたちが生き生きとした表情で楽しそうに遊ぶ姿を見ることができます。
吹き出し 現地スタッフ カリヤン
ICT教育を受ける子どもたち
現地スタッフ カリヤン 吹き出し
子どもたちがテクノロジーを理解し、未来を切り拓く力を育めるよう、私たちはデジタルリテラシーの強化にも取り組んでいます。
ダンカオ地区では、昨年9月に地区内の4つ学校に11台のスマートテレビを設置し、13名の教員と学校委員会に対してICT(情報通信技術)教育を行うトレーニングを実施しました。
すでに実際の授業でも導入されており、生徒たちは新しい教育ツールを楽しみながら自分の能力を伸ばしています。
さいごに
現地スタッフ カリヤン 吹き出し
私は、スポンサーシップ事業を担当しているカリヤンです。
スポンサーシップ・プログラムは、子どもたちとその家族にも希望と未来を切り開く機会を与えてくれます。
貧困に苦しんでいた子どもたちが、教育・医療・きれいな水にアクセスできるようになるなど、彼らの生活に起きる前向きな変化を目の当たりにし、毎日感動しています。
支援者様へ
子どもスポンサー様からいただいたメッセージをご紹介します。

「支援している子どもから手紙が届くととても嬉しいです。同封されている写真を見て、その子が以前より大きくなった姿を見るのは本当に楽しみです。彼が成長していく様子をこれからも見守りたいと思います。」(埼玉県・K.T.様)

このコーナーでは、支援者の皆さまからのメッセージを募集しています。
以下のコメントフォームより、「子どもたちへのメッセージ」や「みんなの成長ノート」の感想、「ご支援を始めたきっかけ」をお寄せください。
forms.gle/sULCk63rX9pbdnJe7

※このメールは、海外子どもスポンサー(みんなの成長を見守るコース/ひとりの成長を見守るコース)、チャドスポンサー、チャド奨学金スポンサーの方へ送られています。
グッドネーバーズ・ジャパンのスタッフより
 
グッドネーバーズ・ジャパン 渡邉 東京事務局スタッフの渡邉です。
いつも温かいご支援ありがとうございます。
今回ご紹介した保健センターは、農村部で診療所としての役割を兼ねていますが、十分な検査や治療が受けられない場合は首都や周辺国まで移動するそうです。
また、保健センターも遠方だったり安全な水がなかったりして、医療サービスの質・量ともに改善が急がれています。
継続的な支援が必要となりますので、引き続き一緒に支えてくださいますようお願い申し上げます。
 
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